全国の完全失業率〔季節調整値〕は5.2%と前月より0.2ポイント上昇した。
　全国の有効求人倍率〔季節調整値〕は0.44倍となり、前月を0.02ポイント下回った。
　また、正社員に係る有効求人倍率(原数値)は0.24倍となり、前年同月を0.29ポイント下回った。
　

　5月の新規求人数[パートタイムを含む全数](原数値)は4,599人で、前年同月と比べ38.3%減となり、29か月連続の減少となった。これを産業別(注)にみると、公務・その他(同77.2%増)、複合サービス事業(前年同月比52.1%増)等で増加し、製造業(同65.4%減)、サービス業(同53.1%減)、運輸業、郵便業(同52.5%減)、建設業(同45.6%減)、卸売業、小売業(同42.7%減)、金融業、保険業、不動産業、物品賃貸業(同21.9%減)、医療、福祉(同21.7%減)、宿泊業、飲食サービス業(同10.7%減)等が減少となった。
　製造業の内訳については、木材・家具関係(同23.5%増)で増加し、一般機械器具製造業(同85.2%減)、情報通信機械器具製造業(同77.4%減)、輸送用機械器具製造業(同75.0%減)、電子部品・デバイス・電子回路製造業等(同70.4%減)、繊維工業(同65.3%減)、電気機械器具製造業(同64.4%減)、金属製品製造業(同59.5%減)、食料品等製造業(同44.8%減)等が減少となり、製造業全体では29か月連続で減少となった。
　
　　　注; 「平成21年4月分指標から新産業分類(平成19年11月改定)対応のため、「D建設業」、
　　　　　　「E製造業(計)」及び「P医療・福祉」以外の産業(業種)にかかる「対前年同月比」及び
　　　　　　「対前年同期比」は完全には接続されないものもあり参考数値である。」

　なお、正社員に係る新規求人数は、1,390人(同43.1%減)となり、新規求人数[パートタイムを含む全数]に占める割合は30.2%(前年同月差2.5ポイント低下)となった。
　有効求人数〔季節調整値〕は、10,876人(前月比6.0%減)となった。
　また、原数値[パートタイムを含む全数]では、10,401人(前年同月比45.8%減)となり、前年同月と比べ29か月連続で減少となった。
 　

　5月の新規求職申込件数[パートタイムを含む全数](原数値)は7,018件で前年同月と比べ3.3%増となり、9か月連続で増加となった。これを態様別[パートタイムを含む常用]にみると、在職者(前年同月比11.7%減)は9か月ぶり、無業者(同3.8%減)は2か月ぶりに減少し、離職者(同14.5%増)は9か月連続で増加となった。また、離職者のうち、自己都合離職者(同15.6%減)は4か月連続で減少し、定年(同21.2%減)は2か月ぶり、事業主都合離職者(同77.1%増)は7か月連続で増加となった。
　有効求職者数〔季節調整値〕は、33,503人(前月比1.6%増)となった。
　また、原数値[パートタイムを含む全数]では、36,696人(前年同月比39.2%増)となり、前年同月と比べ15か月連続で増加となった。
　

　5月の有効求人倍率〔季節調整値〕は、0.32倍と前月を0.03ポイント下回った。
　また、原数値[パートタイムを含む全数]では、0.28倍となり、前年同月を0.45ポイント下回り、28か月連続で1.0倍を下回った。
　正社員に係る有効求人倍率(原数値)は、0.13倍となり、前年同月を0.23ポイント下回った。
　

　5月の県内の雇用保険受給者実人員は、13,792人(前年同月比121.8%増)となり、前年同月と比べ9か月連続で増加となった。
　

　5月の県内のハローワークにおける紹介件数[パートタイムを含む全数]は、14,168件(前年同月比30.5%増)となり、前年同月比で9か月連続で増加となった。
　就職件数[同]は2,297件(同9.6%減)となり、2か月連続で減少となった。