全国の完全失業率〔季節調整値〕は4.2%となり、前月より0.2ポイント上昇した。
　全国の有効求人倍率〔季節調整値〕は1.08倍となり、前月より0.01ポイント上昇した。
　また、正社員に係る有効求人倍率(原数値)は0.58倍となり、前年同月を0.05ポイント上回った。

　新規求人数[パートタイムを含む全数]は9,672人(対前年同月比2.6%減)となり、対前年同月比で8か月ぶりに減少となった。産業別では、複合サービス事業(対前年同月比64.4増)、医療・福祉関係(同27.4%増)、製造業(同23.1%増)で大幅に増加したのをはじめ、教育・学習支援業(同3.7%増)、運輸業(同0.7%増)、卸・小売業(同0.5%増)等で増加となったが、飲食店・宿泊業(同18.2%減)、建設業(同17.2%減)、サービス業(同16.8%減)等では減少となった。
　製造業の中身については、電子・デバイス関係(対前年同月比139.4%増)、精密機械機具(同74.4%増)、金属製品(同51.6%増)、食品関係(同45.0%増)、化学・プラスチック製造(同33.7%増)、輸送用機械器具(対前年同月比33.3%増)等では増加となったが、木材・家具関係(同44.4%減)、電気機械器具(同15.8%減)、繊維関係(同8.8%減)等で減少となり、製造業全体では対前年同月比で大幅に増加した。
　なお、正社員に係る新規求人数は3,561人(対前年同月比6.4%増)となり、新規求人数[パートタイムを含む全数]に占める割合は36.8%(対前年同月差3.1ポイント増)となっている。
　有効求人数〔季節調整値〕は対前月比で4.0%の減少となった。また、原数値[パートタイムを含む全数]では25,000人(対前年同月比1.2%増)となり、対前年同月比8か月連続で増加となった。
 　

　県内の新規求職申込件数[パートタイムを含む全数]は6,122件(対前年同月比4.3%減)となった。これを態様別[パートタイムを含む常用]でみると、離職者(対前年同月比5.0%減)及び無業者(同4.4%減)は4月連続で減少、在職者(同2.6%減)は6ヶ月ぶりに減少となった。また、離職者のうち、自己都合離職者(同5.9%減)は4ヶ月連続減少となったが、事業主都合離職者(同0.5%増)は4ヶ月ぶりに増加となった。
　有効求職者数〔季節調整値〕は対前月比0.2%増となり3ヶ月ぶりに増加となった。
　また、原数値[パートタイムを含む全数]は25,350人(対前年同月比6.5%減)となり、対前年同月比12か月連続で減少となった。
　

　県内の有効求人倍率〔季節調整値〕は1.06倍と、前月を0.04ポイント下回り、6ヶ月連続1倍台で推移している。原数値[パートタイムを含む全数]では0.99倍となり、前年同月を0.08ポイント上回った。また、正社員に係る有効求人倍率(原数値)は0.49倍となり、前年同月を0.06ポイント上回った。 
　

　県内の雇用保険受給者実人員は6,426人(対前年同月比12.2%減)となり、対前年同月比45か月連続で減少となっている。
　

　県内ハローワークにおける職業紹介件数[パートタイムを含む全数]は9,917件(対前年同月比9.4%減)となり、就職件数[同]は2,989件(同1.5%増)となっている。