全国の完全失業率〔季節調整値〕は5.0%と前月より0.2ポイント上昇した。
　全国の有効求人倍率〔季節調整値〕は0.46倍となり、前月を0.06ポイント下回った。
　また、正社員に係る有効求人倍率(原数値)は0.27倍となり、前年同月を0.27ポイント下回った。

　4月の新規求人数[パートタイムを含む全数](原数値)は5,354人で、前年同月と比べ36.4%減となり、28か月連続の減少となった。これを産業別(注)にみると、複合サービス事業(前年同月比161.8%増)、公務・その他(同109.7%増)等で増加し、サービス業(同62.1%減)、製造業(同52.8%減)、運輸業、郵便業(同44.1%減)、金融業、保険業、不動産業、物品賃貸業(同42.0%減)、卸売業、小売業(同39.7%減)、建設業(同34.4%減)、宿泊業、飲食サービス業(同30.7%減)、医療、福祉(同15.9%減)等が減少となった。
　製造業の内訳については、電子部品・デバイス・電子回路製造業等(同2.0%増)で増加し、金属製品製造業(同85.2%減)、一般機械器具製造業(同83.9%減)、輸送用機械器具製造業(同79.7%減)、情報通信機械器具製造業(同76.3%減)、繊維工業(同67.9%減)、電気機械器具製造業(同51.5%減)、食料品等製造業(同26.6%減)等が減少となり、製造業全体では28か月連続で減少となった。
　
　　　注; 「平成21年4月分指標から新産業分類(平成19年11月改定)対応のため、「D　建設業」、
　　　　　　「E　製造業(計)」及び「P　医療・福祉」以外の産業(業種)にかかる「対前年同月比」及び
　　　　　　「対前年同期比」は完全には接続されないものもあり参考数値である。」

　なお、正社員に係る新規求人数は、1,779人(同43.5%減)となり、新規求人数[パートタイムを含む全数]に占める割合は33.2%(前年同月差4.2ポイント低下)となった。
　有効求人数〔季節調整値〕は、11,566人(前月比7.2%減)となった。
　また、原数値[パートタイムを含む全数]では、11,519人(前年同月比42.3%減)となり、前年同月と比べ28か月連続で減少となった。
 　

　4月の新規求職申込件数[パートタイムを含む全数](原数値)は10,970件で前年同月と比べ17.2%増となり、8か月連続で増加となった。これを態様別[パートタイムを含む常用]にみると、在職者(前年同月比2.4%増)、離職者(同28.0%増)は8か月連続で増加し、無業者(同2.9%増)は3か月ぶりに増加となった。また、離職者のうち、事業主都合離職者(同91.7%増)は6か月連続で増加し、定年(同27.0%減)は8か月ぶりに減少し、自己都合離職者(同9.6%減)は3か月連続で減少となった。
　有効求職者数〔季節調整値〕は、32,987人(前月比0.7%減)となった。
　また、原数値[パートタイムを含む全数]では、37,839人(前年同月比39.6%増)となり、前年同月と比べ14か月連続で増加となった。
　

　4月の有効求人倍率〔季節調整値〕は、0.35倍と前月を0.02ポイント下回った。
　また、原数値[パートタイムを含む全数]では、0.30倍となり、前年同月を0.44ポイント下回り、27か月連続で1.0倍を下回った。
　正社員に係る有効求人倍率(原数値)は、0.14倍となり、前年同月を0.24ポイント下回った。
　

　4月の県内の雇用保険受給者実人員は、12,621人(前年同月比138.2%増)となり、前年同月と比べ8か月連続で増加となった。
　

　4月の県内のハローワークにおける紹介件数[パートタイムを含む全数]は、17,627件(前年同月比48.0%増)となり、前年同月比で8か月連続で増加となった。
　就職件数[同]は2,759件(同3.2%減)となり、2か月ぶりに減少となった。