公共工事発注機関、建設関係団体との合同パトロールを実施【新見労働基準監督署】
新見労働基準監督署は、地域の建設工事現場における労働災害防止の取組を進めるために、公共工事発注機関、建設業労働災害防止協会岡山県支部新見分会及び高梁分会との合同によりパトロールを実施しました。
この合同パトロールは、昨年9月に開催した「建設工事関係者連絡会議」において合同パトロールを実施することが合意され、実施に至ったものです。
建設工事関係者連絡会議は、全国的に人材不足が深刻になり、人材の質の維持や現場管理に支障を来すことのないように、施工業者の取組だけでなく発注機関が工事の安全衛生にこれまで以上に配慮した発注条件で発注を行うことや、発注機関、建設関係団体、労働行政機関が緊密に連携して労働災害防止対策を進めていくために、各労働基準監督署の管轄単位に設置されているものです。
建設工事関係者連絡会議(平成27年9月7日開催)
○ 新見地域(実施日:平成28年2月1日)
※ パトロール参加者
・岡山県備中県民局新見地域事務所
・新見市役所
・建設業労働災害防止協会岡山県支部新見分会
・新見労働基準監督署
(順不同)
○ 高梁地域(実施日:平成28年2月5日)
※ パトロール参加者
・岡山県備中県民局高梁地域事務所
・高梁市役所
・吉備中央町役場
・建設業労働災害防止協会岡山県支部高梁分会
・新見労働基準監督署
(順不同)
岡山県内の建設業における労働災害は平成21年以降増加傾向にあり、さらに、本年1月には死亡災害も発生しています。新見労働基準監督署管内の建設業における労働災害は長期的に減少傾向にありましたが、平成21年以降は増減を繰り返している状況にあります。しっかりと安全点検・確認を行い、安全管理・災害防止に努めていただくようお願いします。
岡山県内の建設業における労働災害発生状況(PDF18KB)
岡山県内の建設業における死亡災害事例 (PDF18KB)
職場の安全と健康確保強化期間【平成28年1月から3月末まで】(岡山労働局HP)
また、年度末には公共工事をはじめ多くの工事が完工時期を迎え、工事が輻輳し、労働災害が増える傾向にあることから、労働災害防止対策の一層の強化と徹底が必要です。
平成27年度建設業年度末労働災害防止強調月間(建災防HP)
今後も、新見労働基準監督署においては、発注者、施工者とさらに相互の連携を深め、関係者が協力して労働災害防止の取組を進めて参ります。
☆お知らせ☆
建設工事等におけるガス管損傷による労働災害の防止について(PDF381KB)
労働安全衛生法に基づく規格を具備しないパイプサポートについて(厚生労働省HP)
ロープ高所作業を行う事業者の皆さまへ(厚生労働省HP)
転倒災害の防止に向けた取組について「STOP!転倒災害プロジェクト」(岡山労働局HP)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013