トラック運送業の労働災害が急増!(岡山署)
―前年同期の2倍近い件数>>労働災害防止に関する緊急要請!―
●待ったなし! 安全対策を今すぐ再点検してください●
岡山労働基準監督署(署長 岡田康浩)は、(一社)岡山県トラック協会岡山地域協議会に対し、労働災害防止に関する緊急要請を行いました。
同署管内の陸上貨物運送事業(以下「陸運業」という。)における本年1~4月の休業4日以上の労働災害件数は、33件で前年同期の18件と比べて83%増と急増しています。災害の内容は、荷台からの墜落・転落、転倒、飛来・落下、腰痛災害など荷役作業中の災害が全体の3分の2を占めています。前年同期と比較して転倒災害と腰痛災害の増加が目立っています。この状況が続けば、平成28年確定値の98件を大幅に上回り、2倍に達することが懸念されます。
このため、同トラック協会の会員事業場に対し、安全衛生管理体制の確立、安全点検の実施、労働者への安全衛生教育の徹底等により労働災害防止が図られるよう要請を行ったものです。
トラック運送業の皆さまにおかれては、下のリンク先の資料をご参照の上、労働災害防止に努めていただきますようお願いします。
また、トラック運送業の災害防止のためには荷主の皆さまのご協力も不可欠です。災害防止のため、安全運転上無理のない配送時間の設定、自社構内での荷役作業の安全確保などへのご理解、ご協力をいただきますようお願いします。
岡山県トラック協会岡山地域協議会宮崎事務長に要請文を手渡す岡田岡山監督署長(右)
グラフ1 過去10年の道路貨物運送業の労働災害の推移
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グラフ2 前年同期と今年の事故の型別発生状況の比較
(前年と比べて、転倒災害と動作の反動・無理な動作(腰痛災害)が増加しています。)
※参考資料
(1)要請文
(8)職場の熱中症予防対策
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013