~年末年始を無災害で~建設業の労働災害防止に向けた取組を紹介します 【笠岡労働基準監督署】
当署管内で労働災害防止活動を行う建設業労働災害防止協会岡山県支部笠岡分会、井原分会及び矢掛分会では、例年、各エリアの建設工事現場を対象に、労働災害防止を目的とした安全パトロールを実施しています。
このうち、矢掛分会では、建設業年末年始労働災害防止強調期間中である平成26年12月12日に、コーポ建設工事現場ほか1現場を対象に安全パトロールを実施しました。
○ 現場での安全管理について(パトロール員からの一言)
福井建設工業株式会社 現場代理人 難波秀至さん
この現場は、RC造3階建て賃貸住宅の新築工事現場です。躯体工事用として躯体全周に枠組足場を設置しており、高所での作業も多いため、安全帯の使用を徹底するなどして墜落対策には特に気をつけています。施工計画作成時にリスクアセスメントを実施してリスクを低減しています。また、社内の安全パトロールを定期的に実施し、安全施工サイクル、KY活動などにより不安全行動を排除して労働災害防止に努めています。
安全パトロールには当署職員も同行し、労働災害防止対策、安全衛生管理活動状況等について確認しました。
○ 労働災害防止のために(パトロールを終えて)
建設業労働災害防止協会岡山県支部 矢掛分会長 横畑英夫さん
矢掛分会は、定期的な安全パトロールのほか、研修会や講習会、安全大会への参加などの活動を行っています。今回の安全パトロールは、建設業年末年始労働災害防止強調期間に合わせて実施したものです。
笠岡労働基準監督署の管内において、建設業では昨年3件もの労働死亡災害が発生したとのことですので、リスクアセスメントの推進、安全パトロールや安全点検の実施など、地域における労働災害防止のための活動を今後も行っていきたいと思います。
◎参考資料等
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013