建設工事現場安全パトロールを実施【新見労働基準監督署】
新見労働基準監督署管内(高梁市、新見市、加賀郡のうち旧賀陽町地域)の建設業における休業4日以上の労働災害は長期的に減少傾向にある中で、昨年は2年ぶりに増加に転じました。また、本年4月には高梁市内の建設工事現場で死亡災害が発生するなど、建設工事現場における労働災害防止の取組が強く求められています。
このような状況において、全国安全週間(7月1日~7日:中央労働災害防止協会HP)を迎えるに当たり、あらためて死亡災害の撲滅をはじめとする労働災害防止の機運を高め、三大災害(墜落転落災害・建設機械等災害・崩壊倒壊災害)防止対策の徹底、熱中症予防対策の徹底などによる労働災害の大幅な減少を図ることを目的に、平成28年6月16日に建設工事現場安全パトロールを実施しました。
このパトロールは、岡山労働局長による建設工事安全パトロールの実施日に合わせて行ったものです。
当該工事は、100年以上前に建てられた日本最古の木造校舎である吹屋小学校(岡山県指定重要文化財)の旧本館・旧東校舎・旧西校舎・渡り廊下をいったん全て解体し、基礎コンクリートを新設の上、耐震補強を施して復元する工事です。
新見労働基準監督署の小松原署長は、「貴重な文化財として歴史的に非常に価値のある建物の保存工事に携わることは、大変な技術と細心の注意を要します。魅力ある職場づくり(厚生労働省HP)を進めるとともに、発注機関との連絡を密接にとって労働災害防止に取り組んでいただきたい。」と呼びかけ、墜落・転落災害、転倒災害の防止対策や熱中症予防の取組について確認しました。
全国安全週間を契機に、各事業場において関係者が一丸となって労働災害防止活動を進め、職場の安全と健康確保に努めていただきますようお願いします。
※参考資料
職場における熱中症予防対策 (厚生労働省HP)
STOP!転倒災害プロジェクト(厚生労働省HP)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013