公共工事発注機関、建設関係団体との合同パトロールを実施しました【新見労働基準監督署】
公共工事発注機関、建設関係団体との合同パトロールを実施しました
(新見地区:平成30年2月1日、高梁地区:平成30年2月6日)
【新見労働基準監督署】
新見労働基準監督署は、地域の建設工事現場における労働災害防止の取り組みを進めるために、管内の公共工事発注機関および建設関係団体との合同によりパトロールを実施しました。
この合同パトロールは、昨年9月に開催した「建設工事関係者連絡会議」において合意され、実施に至ったものです。
「建設工事関係者連絡会議」は、建設業における労働災害防止を目的として、工事を施工する建設事業者の取組だけでなく、発注機関が工事の安全衛生の確保にこれまで以上に配慮した発注条件で発注を行うことや、発注者、施工者、労働災害防止行政関係者等が緊密に連携して労働災害防止対策を進めていくために、岡山労働局及び各労働基準監督署に設置されているものです。
建設工事関係者連絡会議の模様(平成29年9月19日開催)
合同パトロールは、新見地区と高梁地区の2班に分かれて実施しました。
○ 新見地区(実施日:平成30年2月1日)
パトロール開始挨拶の様子(新見労働基準監督署長 須々木竜紀)
パトロールの様子
※ パトロール参加者
・岡山県備中県民局新見地域事務所
・新見市役所
・建設業労働災害防止協会岡山県支部新見分会
・新見労働基準監督署
(順不同)
○ 高梁地区(実施日:平成30年2月6日)
パトロール開始挨拶の様子(新見労働基準監督署長 須々木竜紀)
パトロールの様子
※ パトロール参加者
・岡山県備中県民局高梁地域事務所
・高梁市役所
・吉備中央町役場
・建設業労働災害防止協会岡山県支部高梁分会
・新見労働基準監督署
(順不同)
パトロールでは、手すりの設置等の墜落・転落防止対策や建設機械等による災害防止対策、通路の確保等の転倒防止対策などを重点的に確認し、KY活動やリスクアセスメントの取り組みについても確認しました。
パトロール実施後の講評では、パトロール参加者から現場の良かった点や改善点などについて報告がありました。今後の現場の安全管理に活かしていきます。
岡山県内の建設業における労働災害は長期的には減少傾向にあり、平成28年には過去最少を記録しましたが、昨年(平成29年)は増加に転じています。
新見労働基準監督署管内の建設業における労働災害は近年増減を繰り返しながらほぼ横ばいの状態で推移しています。
岡山県内及び新見署管内の建設業における労働災害(休業4日以上)の推移(平成29年の件数は速報値)
特に、年度末には多くの建設工事が完成時期を迎え、作業が輻輳し、労働災害が増える傾向にあることから、より一層の労働災害防止の取り組みが求められます。
しっかりと安全点検・確認を行い、安全管理・災害防止に努めていただくようお願いします。
平成29年度建設業年度末労働災害防止強調月間(平成30年3月1日~平成30年3月31日)(建災防HP)
今後も、新見労働基準監督署においては、発注者、施工者とさらに相互の連携を深め、関係者が協力して労働災害防止の取組を進めて参ります。
☆参考資料☆
・「ロープ高所作業」での危険防止のため労働安全衛生規則を改正します[平成28年1月1日施行](PDF)
・足場からの墜落防止のための措置を強化します[平成27年7月1日施行](PDF)
・はしごや脚立からの墜落・転落災害をなくしましょう!(PDF)
・山岳トンネル工事の切羽における肌落ち災害防止対策に係るガイドライン(厚生労働省HP)
・斜面崩壊による労働災害の防止対策に関するガイドライン(厚生労働省HP)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013