林業での労働災害が増加しています!!【津山労働基準監督署】
津山労働基準監督署管内の林業での休業4日以上の労働災害件数は、長期的には減少し、平成22年以降では36件、53件、37件、26件と推移、平成26年においては過去最少となる20件となっていました。しかしながら平成27年においては35件(+75%)と急増し、死亡災害も24年以来3年ぶりに1件発生しました。
27年に発生した災害のうち、死亡災害に関しては、トラックから丸太を降ろそうとした際に、最上部(高さ約3m)に積んであった丸太1本(3m、約130kg)が落下し、被災者を直撃したものです。他の災害で目立つものは、チェーンソーでの伐木作業に関連する災害であり、35件中16件(46%)と多くを占めており、この中には、伐倒木に激突される等一歩間違えれば死亡災害に繋がりかねなかった災害が複数件発生しております。
折しも、平成27年12月、厚生労働省から「チェーンソーによる伐木等作業の安全に関するガイドライン」が示されたところでもあり、これらを踏まえ、津山労働基準監督署では林業における労働災害防止啓発用のリーフレット等を作成しました。
津山労働基準監督署管内の林業関係者の方はもとより、他の地域の林業関係者の方々についても、安全衛生管理の一助としていただければ幸いですので、是非参考としていただき、林業現場での労働災害防止対策の一層の取組をお願いします。
「林業における労働災害が急増!」リーフレット(PDF1428KB)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013