岡山労働局管内の各労働基準監督署長による建設工事現場一斉安全パトロール【各労働基準監督署】
県内各労働基準監督署(岡山、倉敷、津山、笠岡、和気、新見)は、全国安全週間に向けて労働災害多発業種である建設業の災害防止を図り、災害防止の気運を一層高めるために、平成27年6月18日、県内一斉に署長による建設工事現場安全パトロールを実施しました。
なお、岡山労働基準監督署長による安全パトロールは、岡山労働局長による安全パトロールと合同で実施されています。
岡山県内の建設業における死傷災害は平成22年以降増加傾向にあり、全産業の中でも高い災害発生率となっており、昨年は建設業で6名の方が労働災害で亡くなるなど、とりわけ建設工事現場における労働災害防止の取組が強く求められています。
建設業においては、死亡災害等の重篤な労働災害に繋がる三大災害(墜落・転落災害、建設機械・クレーン等災害、倒壊・崩壊災害)防止対策の徹底を図ることが特に重要となります。
■墜落・転落災害の防止
倉敷労働基準監督署長は、総社市内の工場新築工事現場において、墜落防止用の手すり、安全ネットの取付状況、安全帯の使用や安全帯取付設備の状況等について確認しました。
墜落防止対策等について確認する倉敷労働基準監督署長
津山労働基準監督署長は、勝田郡勝央町内の工場新築工事現場において、墜落防止用の安全ネット等の取付状況、足場の設置状況等について確認しました。
墜落防止対策等について確認する津山労働基準監督署長(写真右)
■建設機械等との接触災害、土砂崩壊災害の防止
笠岡労働基準監督署長は、浅口市内の病院新築工事現場において、車両系建設機械による作業の状況や接触防止措置、土砂崩壊防止対策等の状況について確認しました。
※建設業労働災害防止協会岡山県支部浅口分会と合同により実施
・安全打合せ状況を確認 ・接触防止措置の状況を確認
・土止め作業の状況を確認 ・安全パトロール後の講評
■トンネル建設工事における災害防止
和気労働基準監督署長は、赤磐市内のトンネル建設工事現場において、発破作業の状況、建設機械等の安全対策、粉じん障害の予防、避難訓練等の状況について確認しました。
・安全パトロール前に挨拶する和気労働基準監督署長(写真中)
・トンネル坑内での安全パトロールの状況(和気労働基準監督署長:写真中)
■足場の組立等における災害防止
新見労働基準監督署長は、新見市内の汚泥再生処理センター新築工事現場において、足場の組立等の作業状況、開口部からの墜落防止対策の状況等について確認しました。
※ 発注者(新見市)と合同により実施
・足場の組立状況等について確認する新見労働基準監督署長(写真中)
・現場の施工管理体制を確認 ・報道機関によるインタビュー
※参考資料
足場からの墜落防止のための措置を強化します(PDF:579KB)
足場自主点検表(平成27年7月1日改正関係)(PDF:88KB)
職場の危険箇所を見つけ出し、必要な対策を講じるとともに、安心して働ける職場づくりを達成いただくようお願いします。
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013