職場の安全と健康確保強化期間の取組
『職場の安全と健康確保強化期間』
〔強化期間:平成28年1月から3月まで〕
スローガン:危険を見つけてリスクを低減!職場の安全と健康確保!
岡山県内の労働災害(休業4日以上の死傷災害)は、長期的には減少しているものの、平成22年からは横ばいの状況となっており、災害防止の一層の取組が求められています。
また、労働安全衛生法の改正により、「ストレスチェック制度(H27.12.1施行)」、「化学物質に係るリスクアセスメント(H28.6.1施行)」の実施が義務化されました。
職場の安全と健康確保は待ったなしの状況です!このため、岡山労働災害防止対策推進会議では、全ての関係者による取組として、平成28年1月から3月の間を『職場の安全と健康確保強化期間』として設定し、次のことを呼びかけることとしました。
ア.ストレスチェックの円滑な実施
イ.化学物質リスクアセスメントへの適切な備え
ウ.安全点検・確認を行い「安全衛生管理」「作業環境管理」「作業管理」「健康管理」を徹底
★期間中の重点事項は次のとおりです。しっかりと点検・確認し、職場の安全と健康を確保しましょう。
1.安全衛生管理
(1)雇入れ時、作業内容変更時、機械の導入時、特別教育等の安全衛生教育の実施
(2)安全衛生管理体制の整備、安全管理者等の各種点検・安全衛生管理等職務の徹底
(3)作業マニュアルの整備及び作業確認、危険作業の「見える化」の実施
(4)トップの決断で設備・作業に係るリスクアセスメントの実施(導入)
2.作業管理、災害防止
(1)4S活動の実施、転倒災害防止の徹底(安全通路の確保、通路の区画明示)
(2)高所作業、足場、トラック荷台等からの墜落災害防止の徹底
(3)機械設備、建設機械、材料等による、はさまれ等災害防止の徹底
(4)交通労働災害防止のためのガイドラインの周知徹底
3.健康管理、作業環境管理
(1)健康診断の実施と事後措置(医師からの意見聴取等)の実施
(2)腰痛予防対策指針の周知・実施
(3)有害業務を行う作業場に係る定期的な作業環境測定の実施
4.ストレスチェック
(1)ストレスチェックの実施(心理的な負担の程度を把握するための検査:年1回)
(労働者50人未満の事業場については当分の間、努力義務)
(2)ストレスチェックの結果は直接本人に通知する
(3)高ストレスと判定された労働者から申出があったときは、医師による面接指導を行う
5.化学物質リスクアセスメント実施に向けた準備
(1)平成28年6月から化学物質リスクアセスメントを義務化
(2)化学物質のラベルを確認して危険性・有害性を特定、また、安全データシート(SDS)を入手
して、リスクを見積り、リスクの低減措置の内容を検討、実施する
(3)リスクの見積りには、コントロール・バンディングも活用(厚生労働省HP)
※岡山労働局長メッセージ (PDF107KB)
*職場の安全と健康確保強化期間リーフレット (PDF1077KB)
*職場の安全と健康確保強化期間取組要綱 (PDF149KB)
*岡山労働局災害統計 (岡山労働局HP)
*ストレスチェック制度について (岡山労働局HP)
*化学物質リスクアセスメント関係について (厚生労働省HP)
※今後の転倒災害防止対策の推進について「STOP!転倒災害プロジェクト」の取組
(岡山労働局HP)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013