木造家屋等低層建築工事での災害を防止しよう!
岡山労働基準監督署(署長:岡田康浩)は平成29年7月26日に当署において『木造家屋建築工事岡山地区安全対策委員会』を開催しました。
建設労働組合各支部、住宅安全衛生協議会岡山支部、地域工務店代表、地域足場施工事業者代表、建設業労働災害防止協会岡山県支部、岡山労働基準監督署から構成された委員が出席しました。
岡山労働基準監督署長からは労働災害の発生状況及び現場における安全衛生対策の現状等について、説明を行いました。
委員から各団体での災防活動状況等の報告のあと、意見交換を行いました。
意見交換においては以下のような熱のこもった論議がされました。
●経費削減のために法規制に満足していない足場の設置について
●足場に係る特別教育について
●フルハーネス型安全帯の導入と法規制の予定について
●労働災害には表れていないいわゆる一人親方等の災害について
●大手ハウスメーカーに比べ、工務店やビルダーの労働災害の比率が高いことについて 等
木造家屋等低層建築工事の労働災害は約20年前に比べますと大幅に減少しています。
特に墜落災害の減少は顕著であり、これには足場先行方法の普及及び足場の法改正等の影響が考えられます。
しかしながら、近年においては「熱中症」が多発しており、また、若い職人に安全に対する技術の継承が不足している等により、新たな災害が増加傾向にあるという問題もあります。
木造家屋建築現場における災害を一層減少させるべく活動を推進していくことを確認し、閉会しました。
*災害防止パンフレット
・木造家屋等低層住宅建築工事で脚立からの墜落災害防止(PDF1005KB)
・STOP!熱中症クールワークキャンペーン(厚生労働省HP)
・足場の設置が困難な屋根上での墜落防止対策のポイント(厚生労働省HP)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013