平成27年度岡山労働局安全衛生労使専門家会議を開催しました 〔平成28年1月12日〕
岡山労働局安全衛生労使専門家会議を開催し、現場実態を知る安全衛生労使専門家会議委員の皆様方から、専門家の立場で労働災害防止対策のための意見を頂きました。
特に、岡山労働局・各労働基準監督署・岡山労働災害防止対策推進会議においては、この1月から3月を「職場の安全と健康確保強化期間」と設定して取り組むこととしており、この対策を推進するにあたっての意見を頂きました。
岡山労働局安全衛生労使専門家会議の開催状況
各委員から頂いた主な意見
(1)化学物質対策(化学物質のリスクアセスメント)
・ラベル表示だけでは表示内容が小さくて見にくく情報が足りないので、SDS(安全データシート)がセットになるよう工夫が必要である。
・リスクアセスメントを導入している事業場では、取組が形骸化してきているところもあるので、目的や意義を改めて明確にする必要がある。
(2)メンタルヘルス対策(ストレスチェック制度)
・高ストレス者と判定された者をどう面談に結びつけるかが課題である。
・面談して終わりではなく、業務量の軽減、休暇の取得などの対策と併用する必要がある。
・質問票に労働者が安心して正確に答えられるようストレスチェック制度の周知徹底が必要である。
・ストレスチェックや面接指導を実施する医師の確保が課題である。
職場の安全と健康確保強化期間の取組(平成28年1月から3月まで)
岡山県内の労働災害(休業4日以上の死傷災害)は、長期的には減少しているものの、平成22年からは横ばいの状況となっており、災害防止の一層の取組が求められています。
また、労働安全衛生法の改正により、「ストレスチェック制度(H27.12.1施行)」、「化学物質に係るリスクアセスメント(H28.6.1施行)」の実施が義務化されました。
職場の安全と健康確保は待ったなしの状況です!このため、岡山労働災害防止対策推進会議では、全ての関係者による取組として、平成28年1月から3月の間を『職場の安全と健康確保強化期間』と設定し、「危険を見つけてリスクを低減!職場の安全と健康確保!」をスローガンに、次のことを呼びかけることとしました。
ア.ストレスチェックの円滑な実施
イ.化学物質リスクアセスメントへの適切な備え
ウ.安全点検・確認を行い「安全衛生管理」「作業環境管理」「作業管理」「健康管理」を徹底
*参考資料
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013