荷役作業労働災害防止研修会の開催について
道路貨物運送業における労働災害は依然として多く発生しており、その中でも荷役作業の割合が約70%を占めています。また、平成25年中にはトラックによる交通死亡災害の他、荷役作業中の墜落・転落災害、崩壊・倒壊災害により、労働死亡災害も発生しています。
このことを踏まえ、岡山労働局労働基準部では、平成25年中に荷役作業を発生させた事業場を対象とした、荷役作業労働災害防止研修会を開催しました。
高祖健康安全課長挨拶の様子
研修会では、「道路貨物運送業に係る労働災害発生状況」 「熱中症対策」 「腰痛防止対策」
「陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策ガイドライン」(岡山労働局HP)、「トラック運転者の労働時間等の改善基準」(厚生労働省HP)等の説明を行った他、国土交通省中国整備局岡山運輸支局の担当官から、「トラック運送事業における書面化推進ガイドライン」の説明がありました。
★道路貨物運送業の労働災害発生状況(主なもの) *岡山労働局HP災害発生状況 (岡山労働局:平成25年:休業4日以上の死傷災害270人) (1)事故の型 「ア.墜落転落(87人:33%)」 「イ.はさまれ巻き込まれ(38人:14%)」 「ウ.動作の反動(33人:12%)」 (2)起因物 「ア.動力運搬機(トラック・フォークリフト・コンベア他、123人:46%)」 「イ.建築物等((33人:12%)」 「ウ.荷物(29人:11%)」 (3)事故の型と起因物が関係したもの 「ア.墜落転落-動力運搬機(67人:25%)」 「イ.動作の反動-動力運搬機(19人:7%)」 「ウ.はさまれ巻き込まれ-動力運搬機(15人:6%)」 (4)労働死亡災害(5人) 「ア.墜落転落-トラック(2人)」 「イ.交通事故-トラック(2人)」 「ウ.崩壊・倒壊-荷姿の物(1人)」 |