年末年始の労働災害防止に向けて建設業のパトロールを行いました
年末年始の労働災害防止に向けて建設業のパトロールを行いました
~岡山県建設業協会岡山東西支部歳末合同安全パトロールに参加して~
【岡山労働基準監督署】
平成29年12月21日、岡山労働基準監督署は岡山県建設業協会岡山東西支部と合同で、岡山市内の建築工事現場(4現場)の安全パトロールを行いました。
出発式の様子
年末年始は業務量も多くなり、災害が多発しやすい時期です。
本年は岡山労働基準監督署管内の労働災害が、昨年同時期と比べると10%以上も増加しており、大変危惧されるところです。
また、11月には橋梁耐震工事において、吊足場からの墜落災害により作業員一名が亡くなる重大災害が発生しております。
これらのことより、特に「墜落防止」及び「現場におけるリスクアセスメントの運用」を最重要課題としてパトロールいたしました。
作業通路の整頓状況をチェックする指導員
足場の設置状況を念入りにチェックする指導員
開口部の未養生や手すりの取り外しが命取りになるのです
足場等高所からの「墜落・転落災害」は特に死亡災害等重大災害につながりやすいため、念入りに隅々までチェックし、現場の元請事業者へ問題箇所を伝えます。この指摘が作業者の命を守ったと信じて・・・。
パトロール後には指導員全員で良かった点・問題点のまとめを行い、今後の岡山の建設現場の安全活動の糧にします。
建設業における災害防止について注意喚起を行いました
岡山労働基準監督署副署長(小松原邦正)
最後に建設業労働災害防止協会・安全管理士 落合正典氏より中国5県の労働災害防止に係る取り組み状況等が発表され、閉会となりました。
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013