「事業場における健康管理講習会」を開催しました【新見労働基準監督署】
職域における定期健康診断の有所見率は年々増加しており、平成23年の全国での有所見率は52.7%となり、労働者の2人に1人以上は健康に何らかの問題を抱えているという状況が大変危惧されているところですが、新見労働基準監督署管内の状況は更に深刻で、平成23年の有所見率は62.2%となり、全国平均を大きく上回っております。
この状況を踏まえ、有所見率増加に歯止めをかけ、かつ減少に転ずるべく、新見労働基準監督署は、平成24年8月22日に新見市の「まなび広場にいみ」、及び同年8月29日には高梁市の「高梁総合文化会館」において、「事業場における健康管理講習会」を開催しました。
新見会場では、備北保健所新見支所の担当者から「適正体重を維持しよう」、新見市健康づくり課の担当者から「職場の健康づくり ~Smart life project~」と題した講義を行っていただきました。
高梁会場では、備北保健所の担当者から「禁煙について」、高梁市健康づくり課の担当者から「メタボリックシンドローム」に関する講義を行っていただきました。
事業者は労働者に対し各種健康診断を行うだけでなく、健診結果で有所見と診断された労働者に対し、医師の意見を聴取し、作業転換等の事後措置を行う必要があります。
また、健康の保持増進に努める必要がある労働者に対して医師等による保健指導や、健康教育等を継続的かつ計画的に講じていただきますようお願い申し上げます。
参考資料・参考HPリンク
有所見率改善に向けて事業者が行うべき事項(厚生労働省HPへリンク)
労働安全衛生法に基づく健康診断実施後の措置について(厚生労働省HPへリンク)
事業場における労働者の健康保持増進のための指針(職場の安全サイトHP〈厚生労働省運営〉へリンク)
Smart life projectで健康寿命をのばしましょう(Smart life project事務局HP〈厚生労働省運営〉へリンク)