あんぜん塾(第2回)を開講しました【岡山・倉敷労働基準監督署】
あんぜん塾(第2回)を開講しました
~岡山労働基準監督署・倉敷労働基準監督署~
昨年(平成29年)、岡山県内における労働災害は2,113件発生し、対前年比16%の大幅な増加となりました。
特に岡山労働基準監督署と倉敷労働基準監督署の災害増加が突出していたこと、また、災害の多くに安全衛生管理上の問題が認められたことから、7月に開催した「あんぜん塾」(第1回目)に引き続き、岡山労働基準監督署(署長:岡田康浩)は平成30年9月27日におかやま西川原プラザ(岡山市中区西川原)において、倉敷労働基準監督署(署長:山本正晴)は平成30年9月5日にライフパーク倉敷(倉敷市古新田)において「あんぜん塾」(第2回)を開講しました。
30.9.27 岡山あんぜん塾 30.9.5 倉敷あんぜん塾
はじめに「過重労働による健康障害防止」と題し、岡山産業保健総合支援センター産業保健相談員の成松勇人医師から、過重労働による健康障害について医学的知見による講義をいただきました。労働時間については働き方改革による規制が強まることから、受講者のみなさんは真剣に耳を傾けられていました。
続いて、岡山監督署長及び倉敷監督署長による「労働災害の現状と見過ごされる盲点」と題した講話を行いました。
これまでの労働基準監督署による労働災害の調査結果から、
・移動式クレーン
・乾燥設備
・プレス機械
・ロールボックスパレット
・油圧機構
・ブレーキ機構
・配電盤
・トラック
等に係る労働災害の発生状況や見過ごされやすい箇所についていくつか紹介しました。
労働災害発生のメカニズムを把握することは、今後の同種災害防止のために重要ではありますが、残念ながらそれを把握できずに、同種災害が再発しているケースが散見されます。
また、リスクアセスメントをはじめとした活動による「事前にリスクを特定し、それらを摘み取る」ことが重要であります 。
第3回あんぜん塾では、化学物質によるリスクへの対応、治療と仕事の両立支援のほか、安全衛生優良企業による事例発表、「今後の安全管理を展望する」と題したパネルディスカッションを予定しています。パネルディスカッションでは、人手不足対策、若年者の育成、技術の伝承、高年齢者の災害防止など現状と課題の共通認識、今後の安全衛生管理の進め方の展望などについて公開で意見交換を予定しています。
引き続きのご参加をお待ちしています。
「職場の安全サイト」
「安全な建設工事のために適切な安全衛生経費の確保が必要です」
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013