労働災害急増への緊急対応!
岡山労働局長の陸上貨物運送事業を対象とした安全パトロールを初めて実施します
岡山労働局(局長 千葉 登志雄)及び岡山労働基準監督署は、陸上貨物運送事業においては、下記のとおり労働災害が多発していることから、第91回(平成30年度)全国安全週間(平成30年7月1日から7日まで)の実施に先立ち、準備期間中(6月)の6月29日(金)に初の岡山労働局長による陸上貨物運送事業に係る公開安全パトロールを合同で実施します。
今回の安全パトロールは、全国安全週間を迎えるに当たり、あらためて死亡災害の撲滅をはじめとする労働災害防止の気運を高めるとともに、本年度から5年間取り組む第13次労働災害防止推進計画において、陸上貨物運送事業における重点的な取組としている、荷役作業の安全対策ガイドラインに基づく安全対策の徹底、交通労働災害防止のためのガイドラインの遵守、熱中症予防対策の徹底などにより、労働災害の大幅な減少に向けての啓発を図ることを目的としています。
記
1 平成29年岡山県内の陸上貨物運送事業の死傷災害(休業4日以上)について
死傷災害は、平成29年は283人と前年比で12.3%増加しました。これは岡山県全産業の13.4%を占めるもので、建設業の12.5%と比べても高い割合となっています。なお、29年の災害の概要は、トラック荷台等からの墜落・転落災害が89人(31.4%)と最も多く、続いて、建築物等での転倒災害が46人(16.3%)、荷やフォークリフトによるはさまれ、巻き込まれが33人(11.7%)、腰痛等の動作の反動・無理な動作が31人(11.0%)となっています(別添資料参照)。
2 平成29年岡山県内の陸上貨物運送事業の死亡災害について
死亡災害は、平成29年は3人と前年の2人を上回り、いずれも交通事故によるものでした。
【岡山労働局長陸上貨物運送事業安全パトロール】
1 実施日時:平成30年6月29日(金)午前10時より
2 実施場所:岡山県トラックターミナル内
(岡山県岡山市中区倉富285-19)
3 実施者(予定)
岡山労働局
岡山労働局長
労働基準部 健康安全課長、産業安全専門官
岡山労働基準監督署
副署長、安全衛生課長
陸上貨物運送事業労働災害防止協会岡山県支部
岡山県支部事務局長
4 主要点検事項
(労働安全衛生関係)
・荷役作業の安全対策ガイドラインの遵守状況
・交通労働災害防止のためのガイドラインの遵守状況
・作業間の連絡・調整
・新規入場者教育
・墜落・転落防止対策の徹底
・フォークリフト・ロールボックスパレット等の作業による危険防止
・現場で使用する設備の点検整備
・熱中症予防対策の徹底
・整理整頓
5 当日のスケジュール概要
9:50 岡山県トラックターミナル(株)2階会議室集合
10:00~10:10 趣旨説明後、局長より陸災防に要請文手交(公開)
10:10~10:40 パトロール巡視とチラシ配布(公開)
10:50~11:00 講評、解散
(時間内に、チラシ配布が終了しない場合、残りは監督署で配布します。)
6 取材に当たって
(1)取材を希望される場合、可能であれば前日までに次の担当まで電話等でご連絡ください。
(連絡先:岡山労働局労働基準部健康安全課 担当 田村、織田 電話086-225-2013)
(2)陸上貨物運送業の取材に適した服装(長袖、長ズボン、かかとの低い靴など)でお越しください。ヘルメット等は用意いたします。
(3)当日は開始時刻の概ね10分程度前までに岡山県トラックターミナル(株)2階会議室へ集合願います。
7 現場案内
下図のとおり
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013