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平成30年7月豪雨の復旧工事における労働災害防止に向けた緊急要請について                  

岡山労働局
 
復旧工事を行う事業者の皆様へ
 
平成30年7月豪雨の復旧工事における
労働災害防止に向けた緊急要請
 
 平成30年6月28日以降の台風7号や梅雨前線の影響によって、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨となり、全国各地で甚大な被害が発生しました。
岡山県内でも建築物、交通インフラ等に大きな影響が発生しているところであり、今後、がれきの処理や建築物の解体・改修工事、道路、水道等のインフラ復旧工事等に係る作業が早急に行われることとなりますが、暫くの間は降雨等による二次災害のおそれにも十分留意しつつ、下記のとおり、労働災害防止の徹底をお願いします。
 
 
1 土砂崩壊災害の防止
 土砂崩壊による災害の防止には、亀裂の進展、連続した小石の落石等の崩壊の兆候を感知することが重要であるので、「斜面崩壊による労働災害の防止対策に関するガイドライン」の「変状時点検表」を活用し、斜面の状態を適切に点検すること。
 
2 土石流災害の防止
 土石流危険河川における工事の施工に当たっては、作業場所から上流の河川の形状、その周辺における崩壊地の状況等をあらかじめ十分に調査すること。また、土石流の早期把握等の措置を講ずるための警戒降雨量基準、作業を中止して労働者を退避させるための作業中止降雨量基準等を定め、警報用設備及び避難用設備の点検を実施するとともに、警報及び避難の方法等を労働者に十分周知すること。
 
3 墜落・転落災害の防止
 木造家屋等低層住宅の屋根等の改修工事においては、墜落防止措置が採られず、屋根の踏み抜きを含む墜落・転落災害が発生しがちであることから、木造家屋等低層住宅の屋根等の改修工事で作業床を設けることが困難な場合には、安全帯等の取付設備を設置した上で、安全帯を確実に使用させること。
参考:リーフレット「足場の設置が困難な屋根上作業での墜落防止対策のポイント
 
4 熱中症の予防
梅雨明け直後は急激なWBGT値(暑さ指数)の上昇が想定されるため、労働者が熱に順化するまでの期間は熱中症予防対策に特に注意を払い、水分及び塩分の適時摂取、休憩場所や休憩時間の設定をするよう労働者に呼びかけること。
参考:リーフレット「H30年度 STOP!熱中症クールワークキャンペーン
 
5 建築物等の解体・改修等の作業における石綿ばく露防止対策
 建材等のがれきの処理作業に当たっては、がれき中に石綿が使用された建材が混ざっているおそれがあることから、散水等による湿潤化、防じんマスクの使用のほか、作業関係者以外の立ち入りを禁止するなど、石綿粉じんの飛散・ばく露防止対策を講じること。被災建築物等のがれきの撤去作業や被災建築物の解体工事において石綿ばく露防止を図るため、状況に応じて、適切な呼吸用保護具や手袋等の着用等を徹底すること。
 
6 その他
 倒壊のおそれのある家屋等の建築物に不用意に接近しないようにするとともに、建設機械を使用する作業場所においては、機械との接触防止措置等を徹底すること。
 
 

この記事に関するお問い合わせ先

労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013

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