令和5年度第2回「小売業 SAFE協議会」を開催しました

 高知労働局(局長 中村克美)は、令和5年度第2回「小売業SAFE協議会」を開催し、協議会参加各社が取り組んでいる労働災害防止の取り組みについて意見交換を行い、以下の内容等について説明されました。
 災害防止対策など、小売業以外の事業を行う企業でもぜひ参考にしていただければと思います。
 

災害の状況

  • 年末年始の忙しい時期は、いつもは事務担当部署を担当している者等が、総菜部門など人手が不足している部署への応援(ヘルプ)を行うが、そういった時の災害、いつもと違う仕事で忙しい中での災害が発生しやすくなる。
  • おつりの受け取りを忘れて出ていくお客さんを急いで追いかける時など、慌てて行動しようとしている時に災害が発生する。
  • 商品を陳列するため、かご車(ロールボックスパレット)を移動させている時に、前が見えない状況では、バックヤードには人がいない、物はないという先入観で運搬していて災害が発生している。

〈対応策〉

  • 時間に追われている状況ではあるが、バックヤードなどを含め日頃から整理整頓しておくことが重要。
  • 店長等に対しては研修・教育を実施する機会があるが、パート・アルバイトを含め一般の社員に対して様々な教育を実施する機会が少ないため、店長以外の働いている人にどうやって研修を実施するか、受講させるかということが課題。
  • 店舗などの現場では特に、長時間労働が疲労となり災害に直接結びつくので、長時間の時間外労働とならないように配慮することも必要。

【令和5年12月1日「ちより街テラス」での小売業SAFE協議会の様子】



「小売業SAFE協議会」構成メンバー
 株式会社エースワン
 株式会社サニーマート
 株式会社サンシャイン本部
 株式会社サンプラザ
 高知県商工労働部雇用労働政策課
 高知産業保健総合支援センター
 高知労働局(事務局)


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