労働基準監督官とは

  

★労働基準監督官は、厚生労働省の専門職員です。

このページでは、大阪労働局で働く魅力や大阪労働局が求める人材、新任監督官等の大阪労働局で勤務する若手監督官の日々の仕事などの情報を掲載しております。
 
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<仕事面>
積極的な司法処理
先進的な捜査手法を取り入れ、悪質事案には積極的に強制捜査を行い、厳正に対処するのが大阪労働局の伝統です。
組織力
全国有数の大規模局ですので、大きな事案を手掛けることも多く、それに対応できる組織力を有しています。
職員数が多いということは、優秀な監督官もその分多数在籍しており、組織としての自力はどこにも負けません。
豊富な経験
大阪労働局では、先輩監督官から受け継いだ多くの経験やノウハウがあり、大阪労働局独自の取組みやマニュアルも存在します。
大阪は様々な産業の本社機能から中小企業まで有していますが、過去から蓄積された豊富な経験に基づき、どんな難局も乗り越えることが出来ます。
研修が充実
労働基準監督官に任官後1年間は、全国斉一的に研修及び実地訓練を受けることとなりますが、大阪労働局ではそれに加え、ロールプレイを取り入れた「届出・申告受理研修」、「災害調査実習」等の他、外部の関係団体に出張してプレス機械等の実地見学を行う等、当局独自の充実した研修も受けることができます。
 
<生活面>
転居不要
大阪府は全国で2番目に面積が狭い都道府県であり、かつ、公共交通機関も発達している都市ですので、大阪府に居住していれば、人事異動に伴う転居の必要はありません。
地域手当の支給
国家公務員には、俸給に支給割合(0~20%)を乗じて算出する「地域手当」が支給されます。
支給割合は地域ごとに決まっており、一部の地域では支給されないケースもありますが、大阪府内で勤務すると必ず地域手当が支給され、支給割合も6~16%と全国的に高い水準となっています。
ワークライフバランスの推進
大阪労働局ではワークライフバランスを強力に推し進めており、職員の年次休暇取得実績は年間平均約16日、男性職員の育休取得率もほぼ100%の実績を誇ります。




★大阪労働局が求める人材
世のため人のために働く「情熱」、きつい仕事にも黙々と取り組む「気概」、「絆」を重んじ仲間を思いやる気持ちを持った方、つまり、「志」と「魂」を持った方をお待ちしています!



 
★新任監督官に質問です!
Q1 労働基準監督官の仕事を選んだ理由はなんですか? 
Q2 中央研修はどうでしたか?
Q3 1日の仕事の流れは?
Q4 1週間の仕事のスケジュールは?
Q5 実際に勤務してから感じたことは?
Q6 学んだことや印象に残っていることはありますか?
Q7 職務を行う上で心がけていることはなんですか?

★任官4年目の若手監督官に質問です!
Q8 これまでの勤務を振り返って印象に残ってることは?
Q9 現在の勤務についてはどうですか?

これから労働基準監督官を目指す方へメッセージをお願いします。
 

 
 
★ 新任監督官の研修について

任官後の1年間、監督関係業務に係る基礎的研修及び実地訓練を受けます。
大阪府内の労働基準監督署に配属された新任監督官に対して実施している研修・実地訓練は、次のとおりです。
 
※他府県の労働基準監督署でも同様の研修・実地訓練を行っています。
※集合研修については、オンライン形式となる場合があります。
4月 関西ブロック労働局新規採用職員研修 研修の様子
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大阪労働局にて次のような講義を受講
・服務・公務員倫理
・労働相談対応(ロールプレイ形式)
・先輩監督官との座談会など
4月~
5月
前期 実地研修 天満労働基準監督署
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配属先の労働基準監督署にて
・業務の実務補助
・管轄内の状況の把握など
5月~
6月
前期 中央研修 労働大学校
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労働大学校(埼玉県朝霞市)にて
・労働基準法と民事法規
・労働契約法と労働判例の実務
・建設機械等実地研修などを受講
6月~
9月
後期 実地研修
労働相談対応の状況
 
9月~
10月
後期 中央研修 251129-5.gif
労働大学校(埼玉県朝霞市)にて
・作業環境測定実習
・災害調査実務演習 などを受講し、
労働基準監督官証票授与式 をもって修了
10月~翌年
3月末
実地訓練
林業作業場での訓練
配属先の労働基準監督署にて管理者が同行をして
・監督指導のしかた  
・送検手続のしかた 
・各種調査のしかたなどを習得 

Q1 労働基準監督官の仕事を選んだ理由はなんですか?

A
○前職で労務管理に携わっていたときに、労働基準関係法令を守り、適切に労務管理を行うことの大切さを実感し、これまでの経験や知識を生かせるところに魅力を感じて志望しました。(女性 Aさん)
○長時間労働となっている現場で働いた経験から、労働者の安全や健康を守ることができる仕事がしたいと思い、志望しました。(男性 Bさん)

Q2 中央研修はどうでしたか?

A
研修修了後からは本格的に業務に従事することになるので、研修期間中にできる限り多くのことを学び、身につけるように心がけました。また、全国の同期と交流が持てる貴重な機会でもありました。(女性 Aさん)
○多くの同期と研修を受ける中で、悩みながらも職務に取組んでいるのが自分だけではない事に改めて気づかされました。同期が全国にいることを心強く思います。(女性 Cさん)

Q3 1日の仕事の流れは?

A
○新任監督官のある1日の仕事の様子です。庁内での窓口対応、庁外での臨検監督や各種調査など仕事の種類は多岐にわたります。
 

女性 Aさん 男性 Bさん
時刻 内容 時刻 内容
8:30 (始業) 届出書類の受付  8:30(始業) 電話相談







12:00
 

13:00

 

17:00


 

報告書作成、労働相談

臨検監督の事前準備

昼休憩
 

金属加工を行う工場への
臨検監督

 

帰庁 
 

10:00

 
 

 12:00
 

 13:00

 16:00


許認可の調査

報告書の作成

 

 昼休憩

 

 化学工場への臨検監督

 帰庁・報告書の作成

 労働相談

17:15(終業)    17:15(終業)  

※用語解説
臨検監督:労働基準法関係法令に基づき、定期的あるいは労働者からの相談等を契機として、工場や事業所などに立ち入り、機械・設備や帳簿などを検査して関係労働
者の労働条件について調査を行うことをいいます。また、法令違反が認められた<場合には事業主などに対し、その改善を指導するほか危険性の高い機械・設などについては、その場で使用停止等を命ずる行政処分を行うこともあります。

Q4 1週間の仕事のスケジュールは?

A
○新任監督官のある1週間の仕事の様子です。
業務に必要な知識を習得するために、様々な研修を受講しながら、日々の業務も行っています。庁外業務が無い日については、労働相談や届出書類の受付、事務作業を
行います。
 

  女性Cさん 女性 Dさん
曜日 午前 午後 午前 午後

労働相談
届出書類の受付

許認可に関する
聴取調査

労働相談、届出書類の受付
報告書作成 

労働相談
届出書類の受付

臨検監督
(自動車運送業) 

港湾労働に関する研修
報告書作成等

造船業
に関する研修

許認可に関する調査

臨検監督
(建設現場)

臨検監督
(建設現場) 
報告書作成

司法警察事務
(送致手続)

報告書作成
労働相談
届出書類の受付

労働相談
届出書類の受付

労働相談、
届出書類の受付 
許認可に関する調査

 

※用語解説
司法警察事務:度重なる指導にもかかわらず法違反の是正が行われない場合など、重大・悪質な事案については、刑事事件として取り調べなどの任意捜査や捜索・差押え、逮捕などの強制捜査を行い、検察庁に送検します。

 

Q5 実際に勤務してから感じたことは?

A
○法違反を是正させるためにはどのような手段があるのか、どのように説明するのか、日々考えながら業務を行っています。任官するまで、監督署には堅苦しいイメージをもっていま
たが、現在の職場の方々は優しい方ばかりで、わからないことも気軽に質問できる働き
やすい環境です。(男性 Bさん)
○任官前は、臨検監督のために常に庁外業務を行っていると思っていましたが、実際に勤務してみると書類作成の業務も多く、また、それも重要なのだということを実感しています。職場は、固い雰囲気では無く、わからないことがあれば上司にすぐに相談できます。(男性 Dさん)

Q6 学んだことや印象に残っていることはありますか?

A
○機械との接触、足場からの墜落などさまざまな事故の調査に行きましたが、我々の仕事は命に直結する仕事であり、災害をいかにして減らしていくことが大切であるかを学びました。(男性 Cさん)
○先輩監督官が、迅速に調査を行い、的確に違反の事実を指摘している様子が印象に残っています。法律の知識と現場の実態を見抜く観察力、事業主から事実を聞き出す対話力が必要だと感じました。(女性 Bさん)
 

 

Q7 職務を行う上で心がけていることはなんですか?

A
○相手の話に耳を傾けることを心がけています。また、監督官は労働者と会社の間に入ることが多いので、中立的な立場で話を聞き、理解した上で判断することが大切だと感じています。(女性 Aさん)
○電話での相談、臨検時の対応など、とにかく相手の話を聞くことが大事だと考えています。いかに相手の話を聞き、いかにしてこちらの言葉を伝えるか、基本的なことではありますが、その点を最も心がけています。(男性 Dさん)

 

Q8 これまでの勤務を振り返って印象を残っていることは?

A
○船内での作業中に発生した火災により、労働者が死亡した事故があります。初めての事故の調査でしたが、先輩と共に事故原因を究明するために調査を行いながら、再発防止についても指導を行いました。調査を通して、労働基準監督官は、労働行政の第一線で働くのだと改めて感じたことを覚えています。(男性 Eさん)
○前任局で行った司法警察事務では、否認する取締役と対峙し、証拠を集めながら何度も取調べを行いました。最終的に取締役が事実を認め、反省の言葉を聞けた時には強いや
りがいを感じました。前任局は人生で初めて訪れた場所でしたが、配属がなければ知ることが無かったその土地の産業や文化を学べたことも私の大きな財産です。(女性 Fさん)
 

Q9 現在の勤務についてはどうですか?

A
○大阪市内の監督署で労災補償の業務を行っています。前任局で従事していた監督指導の業務とは業務の性格が異なる点もあり、慣れないことも多いですが、上司や同僚に助けていただきながら、日々業務を行っています。また、同じ環境でずっと働くよりも、様々な地域で様々な業種に触れることで、監督官としての多くの経験を積むことができると思います。(男性 Eさん)
○労働保険の加入手続きなどの業務を行っています。仕事と家庭を両立されている先輩から様々な助言をいただける職場であり、前任局から大阪労働局への異動に関しても、両局の担当者のサポートもあり、スムーズに転居ができましたので、異動に関する心配はありません。(女性 Fさん)
 

 

これから労働基準監督官を目指す方へメッセージをお願いします★

○私は、大学を卒業後に地方公務員としての勤務経験を経て、監督官に任官しました。職歴があることを不安に思わず、是非、監督官を目指してください。(女性 Aさん)

○私は理系で、労働基準法などの知識があまり無い状態でしたが、研修や先輩から指導を受けることで、日々職務を行っています。理系の方でも、この仕事に魅力を感じた方は、監督官を目指してみませんか。(男性 Bさん)

○国民の「生活」と「健康」を労働から支える監督官としてぜひ一緒に働きましょう。(女性 Cさん)

○監督官の仕事は臨検監督だけではありません。任官してからわかりましたが、本当に様々な世界を見ることができ、これほどやりがいのある仕事はほかにないのではないかと思います。覚えることも多く、最初は大変かもしれませんが、一緒に頑張りましょう。(男性 Dさん)

○事業場の法律違反を指摘することは、ある程度の知識が身につけば難しいことではありませんが、「なぜ法律を守らないといけないのか。」ということについて、相手に理解していただくことが困難な時もあります。しかし、違反状態が是正された時は、すごくやりがいを感じます。労働者だけでは無く、事業主からも信頼される監督官を目指してみませんか。(男性 Eさん)

 ○就職活動中に参加した説明会で、「監督官の仕事は、働く労働者だけでなく、その背後にいる家族も守る仕事だ。」という説明を聞き、この仕事を目指しました。監督官の業務には、親子ほど年の離れた事業主を説得することもあるため、困難にぶつかる時もありますが、事業主が前向きに法違反の是正に取組んでいただいた時などは、強い達成感を感じます。監督官としての、やりがいや達成感を感じてみませんか。(女性 Fさん)

 

労働基準監督官の業務内容の詳しい情報について
厚生労働省のホームページ 】
人事院のホームページ】 

 
お問合先
大阪労働局総務部総務課人事第1係

〒540-8527
大阪市中央区大手前4-1-67 大阪合同庁舎第2号館8階
TEL : 06-6949-6485

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