若手監督官の日々の仕事
★新任監督官に質問です!
Q1 労働基準監督官の仕事を選んだ理由はなんですか?
Q2 中央研修はどうでしたか?
Q3 1日の仕事の流れは?
Q4 1週間の仕事のスケジュールは?
Q5 実際に勤務してから感じたことは?
Q6 学んだことや印象に残っていることはありますか?
Q7 職務を行う上で心がけていることはなんですか?
★任官4年目の若手監督官に質問です!
Q8 これまでの勤務を振り返って印象に残ってることは?
Q9 現在の勤務についてはどうですか?
これから労働基準監督官を目指す方へメッセージをお願いします。
A
○前職で労務管理に携わっていたときに、労働基準関係法令を守り、適切に労務管理を行うことの大切さを実感し、これまでの経験や知識を生かせるところに魅力を感じて志望しました。(女性 Aさん)
○長時間労働となっている現場で働いた経験から、労働者の安全や健康を守ることができる仕事がしたいと思い、志望しました。(男性 Bさん)
A
○研修修了後からは本格的に業務に従事することになるので、研修期間中にできる限り多くのことを学び、身につけるように心がけました。また、全国の同期と交流が持てる貴重な機会でもありました。(女性 Aさん)
○多くの同期と研修を受ける中で、悩みながらも職務に取組んでいるのが自分だけではない事に改めて気づかされました。同期が全国にいることを心強く思います。(女性 Cさん)
A
○新任監督官のある1日の仕事の様子です。庁内での窓口対応、庁外での臨検監督や各種調査など仕事の種類は多岐にわたります。
女性 Aさん | 男性 Bさん | ||
時刻 | 内容 | 時刻 | 内容 |
8:30 (始業) | 届出書類の受付 | 8:30(始業) | 電話相談 |
13:00
17:00 |
報告書作成、労働相談 臨検監督の事前準備 昼休憩 金属加工を行う工場への 帰庁 |
10:00
12:00 13:00 16:00 |
許認可の調査 報告書の作成 昼休憩 化学工場への臨検監督 帰庁・報告書の作成 労働相談 |
17:15(終業) | 17:15(終業) |
※用語解説
臨検監督:労働基準法関係法令に基づき、定期的あるいは労働者からの相談等を契機として、工場や事業所などに立ち入り、機械・設備や帳簿などを検査して関係労働者の労働条件について調査を行うことをいいます。また、法令違反が認められた<場合には事業主などに対し、その改善を指導するほか、危険性の高い機械・設備などについては、その場で使用停止等を命ずる行政処分を行うこともあります。
A
○新任監督官のある1週間の仕事の様子です。
業務に必要な知識を習得するために、様々な研修を受講しながら、日々の業務も行っています。庁外業務が無い日については、労働相談や届出書類の受付、事務作業を行います。
女性Cさん | 女性 Dさん | |||
曜日 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 |
月 |
労働相談 |
許認可に関する |
労働相談、届出書類の受付 |
|
火 |
労働相談 |
臨検監督 |
港湾労働に関する研修 | |
水 | 報告書作成等 |
造船業 |
許認可に関する調査 |
臨検監督 |
木 | 臨検監督 (建設現場) |
報告書作成 |
司法警察事務 |
報告書作成 |
金 | 労働相談 届出書類の受付 |
労働相談 |
労働相談、 届出書類の受付 |
許認可に関する調査 |
※用語解説
司法警察事務:度重なる指導にもかかわらず法違反の是正が行われない場合など、重大・悪質な事案については、刑事事件として取り調べなどの任意捜査や捜索・差押え、逮捕などの強制捜査を行い、検察庁に送検します。
A
○法違反を是正させるためにはどのような手段があるのか、どのように説明するのか、日々考えながら業務を行っています。任官するまで、監督署には堅苦しいイメージをもっていましたが、現在の職場の方々は優しい方ばかりで、わからないことも気軽に質問できる働きやすい環境です。(男性 Bさん)
○任官前は、臨検監督のために常に庁外業務を行っていると思っていましたが、実際に勤務してみると書類作成の業務も多く、また、それも重要なのだということを実感しています。職場は、堅い雰囲気では無く、わからないことがあれば上司にすぐに相談できます。(男性 Dさん)
A
○機械との接触、足場からの墜落などさまざまな事故の調査に行きましたが、我々の仕事は命に直結する仕事であり、災害をいかにして減らしていくことが大切であるかを学びました。(男性 Cさん)
○先輩監督官が、迅速に調査を行い、的確に違反の事実を指摘している様子が印象に残っています。法律の知識と現場の実態を見抜く観察力、事業主から事実を聞き出す対話力が必要だと感じました。(女性 Bさん)
A
○相手の話に耳を傾けることを心がけています。また、監督官は労働者と会社の間に入ることが多いので、中立的な立場で話を聞き、理解した上で判断することが大切だと感じています。(女性 Aさん)
○電話での相談、臨検時の対応など、とにかく相手の話を聞くことが大事だと考えています。いかに相手の話を聞き、いかにしてこちらの言葉を伝えるか、基本的なことではありますが、その点を最も心がけています。(男性 Dさん)
A
○船内での作業中に発生した火災により、労働者が死亡した事故があります。初めての事故の調査でしたが、先輩と共に事故原因を究明するために調査を行いながら、再発防止についても指導を行いました。調査を通して、労働基準監督官は、労働行政の第一線で働くのだと改めて感じたことを覚えています。(男性 Eさん)
○前任局で行った司法警察事務では、否認する取締役と対峙し、証拠を集めながら何度も取調べを行いました。最終的に取締役が事実を認め、反省の言葉を聞けた時には強いやりがいを感じました。前任局は人生で初めて訪れた場所でしたが、配属がなければ知ることが無かったその土地の産業や文化を学べたことも私の大きな財産です。(女性 Fさん)
A
○大阪市内の監督署で労災補償の業務を行っています。前任局で従事していた監督指導の業務とは業務の性格が異なる点もあり、慣れないことも多いですが、上司や同僚に助けていただきながら、日々業務を行っています。また、同じ環境でずっと働くよりも、様々な地域で様々な業種に触れることで、監督官としての多くの経験を積むことができると思います。(男性 Eさん)
○労働保険の加入手続きなどの業務を行っています。仕事と家庭を両立されている先輩から様々な助言をいただける職場であり、前任局から大阪労働局への異動に関しても、両局の担当者のサポートもあり、スムーズに転居ができましたので、異動に関する心配はありません。(女性 Fさん)
★ これから労働基準監督官を目指す方へメッセージをお願いします★
○私は、大学を卒業後に地方公務員としての勤務経験を経て、監督官に任官しました。職歴があることを不安に思わず、是非、監督官を目指してください。(女性 Aさん)
○私は理系で、労働基準法などの知識があまり無い状態でしたが、研修や先輩から指導を受けることで、日々職務を行っています。理系の方でも、この仕事に魅力を感じた方は、監督官を目指してみませんか。(男性 Bさん)
○国民の「生活」と「健康」を労働から支える監督官としてぜひ一緒に働きましょう。(女性 Cさん)
○監督官の仕事は臨検監督だけではありません。任官してからわかりましたが、本当に様々な世界を見ることができ、これほどやりがいのある仕事はほかにないのではないかと思います。覚えることも多く、最初は大変かもしれませんが、一緒に頑張りましょう。(男性 Dさん)
○事業場の法律違反を指摘することは、ある程度の知識が身につけば難しいことではありませんが、「なぜ法律を守らないといけないのか。」ということについて、相手に理解していただくことが困難な時もあります。しかし、違反状態が是正された時は、すごくやりがいを感じます。労働者だけでは無く、事業主からも信頼される監督官を目指してみませんか。(男性 Eさん)
○就職活動中に参加した説明会で、「監督官の仕事は、働く労働者だけでなく、その背後にいる家族も守る仕事だ。」という説明を聞き、この仕事を目指しました。監督官の業務には、親子ほど年の離れた事業主を説得することもあるため、困難にぶつかる時もありますが、事業主が前向きに法違反の是正に取組んでいただいた時などは、強い達成感を感じます。監督官としての、やりがいや達成感を感じてみませんか。(女性 Fさん)
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