本籍・戸籍謄本等について

  

人を雇う際に「戸籍謄(抄)本の提出」を求めるなどによって「本籍」を調べる週間は、我が国の資本主義発達段階の初期において、身元を確認するための手段として生まれたものだと言われています。

その後、この習慣は踏襲され続け、今となっては何のためにこれを求めるのか明確ではないのに、従来からの慣行として事務的に求めている場合があります。

しかしながら、この本籍・戸籍謄(抄)本というものは、同和関係者であることなどを理由とした差別に用いられたり偏見を招くおそれのあるものであり、それが把握されることによって多くの人々を不安にさせているということについて、深く認識する必要があります。

「本籍によって差別するつもりはなく、特に必要性はないけれども事務的に戸籍謄(抄)本の提出を求めた」ではすまされないことであるということについてご理解いただき、提出を求めないことはもちろん、面接時に質問しない、社用紙などに記載させないことについても徹底いただくようお願いします。本籍が記載された「住民票(写し)」も考え方は「戸籍謄(抄)本」と同様です。
また、両親や祖父母の住んでいる場所を訪ねることも出生地の把握につながるおそれがあるため、質問したり書かせたりしないようにしてください。

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