新たな化学物質管理 ー帯広署からのお知らせー

はじめに

特別に規制されていない化学物質が原因となる労働災害の発生状況を踏まえ、今般、労働安全衛生規則の一部改正等が行われ、事業者による化学物質の自律的な管理が求められることになりました。
本ページでは、自律的な管理を基軸とした新たな化学物質管理に関する情報をご案内します。

新着情報
2023年3月2日
2023年1月に開催した建設業の事業場を対象とした説明会の配布資料を掲載しました。

新たな化学物質管理とは

化学物質による労働災害の発生状況
化学物質による休業4日以上の労働災害は、特別規則(※)による規制対象外の物質を原因とするものが約8割を占めています。
※有機溶剤中毒予防規則(有機則)、特定化学物質障害予防規則(特化則)など

背景にある課題
化学物質による労働災害が発生する背景には、ある化学物質が特別規則の対象物質に追加されると、その物質の使用をやめ、危険性及び有害性を十分に確認、評価せずに規制対象外の物質に変更した結果、職場において十分な対策が取られずに化学物質が使用されているという課題があります。

改正の目的
今回の改正は、これら規制対象外であった有害な化学物質を主な対象として、国によるばく露の上限となる基準の策定、危険性・有害性の伝達の整備拡充等を前提として、事業者が、リスクアセスメントの結果に基づき、ばく露防止のための措置を適正に実施する自律的な化学物質管理の制度を導入するものです。

自律的な化学物質管理の制度内容は次のリーフレットをご覧ください。
労働安全衛生法の新たな化学物質規制[PDF-1MB]
・改正内容の詳細が記載されたものです


新たな化学物質規制が導入されます[PDF-1MB]
・改正内容が簡易的に記載されたものです
・新たな化学物質規制の移行に向けた準備にご活用いただけるチェックリストがあります
 

より詳細な情報は厚生労働省ホームページ「職場における化学物質対策について」をご覧ください。

これまでに開催した説明会

新たな化学物質管理に関する規制は業種を問わず適用されますが、帯広労働基準監督署では、十勝管内において特に改正内容の影響が大きいと考えられる業種の事業場を対象とした説明会を開催しています。
業務都合等で説明会当日に参加できなかった事業場への周知を目的として、説明会での配布資料を掲載します。
ご不明な点は、当署安全衛生係(0155-97-1244)までお問い合わせください。

2022年12月開催
十勝管内の自動車整備業、自動車小売業の事業場を対象とした説明会を開催しました。
配布資料「新たな化学物質管理について」[PDF:1,040KB]

2023年1月開催
十勝管内の建設業の事業場を対象とした説明会を開催しました。
配布資料「新たな化学物質管理について」[PDF:1,382KB]

その他関連情報

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