パートタイマーを正社員・短時間正社員に登用して 企業の力にしませんか ～正社員転換制度・短時間正社員制度の導入のために～

　能力や経験を仕事において十分に発揮したいと考えているパートタイマーも多い中で、みなさまの企業ではパートタイマーのモチベーションアップにつながる正社員転換制度・短時間正社員制度を導入していますか？ 

　パートタイマーのやる気を高め、正社員・短時間正社員として登用することで、有能な社員の定着、人材の有効活用につながり、企業の活性化が期待できます。

　パートタイマーの現状、正社員転換制度・短時間正社員制度を導入している企業の事例、法制度及び関連助成金の概要をまとめましたので、パートタイマーがいきいきと能力発揮できる制度づくりの参考にしてください。

1　パートタイマーで働く人の現状

Q　パートタイマーで働く人はどのくらいいるのですか？

A　道内の短時間雇用者はおよそ58万人で、労働者の25％以上を占めています。

Q　パートタイマーでも責任ある仕事を任されているのですか？

A　正社員と同じ内容の業務を行い責任の重さも同じであるパートタイマーはおよそ15％、責任の重さは違うが同じ内容の業務を行っているパートタイマーはおよそ33％います。

　仕事の内容や責任の重さを反映した待遇とすることが求められます（パートタイム労働法第8条、9条）。

Q　パートタイマーで正社員を希望している人はどのくらいいるのですか？

A　パートタイマーの正社員希望者は約2割います。フルタイムの正社員だけではなく、短時間正社員という人材登用の仕組みを作ることで、仕事と家庭の両立が図りやすくなり、さらに多くの人材が正規雇用化を希望するものと思われます。 

上記2点資料出所：（独）労働政策研究・研修機構「短時間労働者の多様な実態に関する調査（平成24年）

2　正社員転換制度・短時間正社員制度の活用事例

(1)職能資格制度・教育訓練・正社員転換制度が総合的に結びついている例　（卸売・小売業）

(2)短時間正社員制度とフルタイム正社員の流動的な転換を認める例　（製造業）

3　パートタイム労働法の概要はこちらへ（リンク）

(1)パートタイム労働法をご存知ですか（北海道労働局）

(2)パートタイム労働者の雇用管理の改善のために（厚生労働省）

4　非正規雇用の労働者のキャリアアップに向けた取組を行う事業主の方への支援（リンク）