令和4年度労働災害防止部会 議事要旨

1 日 時 令和5年2月17日(金)~24日(金)
2 場 所 持ち回り開催
3 出席者 委員名簿はこちら

公益委員 3名
労働者側委員 3名
使用者側委員 3名
4 議 題 (1)埼玉第14次労働災害防止計画案について
5 議事要旨  
事務局より各委員あてメールにより資料を送付し意見を聴取。次の意見が得られた。意見を踏まえ資料2を一部修正し、埼玉第14次労働災害防止計画案の議決を得た。
 
●大谷委員: アウトプット指標とアウトカム指標の妥当性が分かりにくい。アウトプット指標として掲げる事業者の取組がアウトカム指標に繋がっているかどうかを検証すべき。
○労働局: 御指摘のとおりであり、本計画では、アウトカム指標に掲げる数値は、計画策定時において一定の仮定、推定及び期待のもと試算により算出した目安であり、アウトプット指標の妥当性を計画期間中に検証することとしている。本計画の進捗状況の確認、評 価を行うにあたっては、従来のように単に数値比較から達成状況を評価するのではなく、当該仮定、推定及び期待が正しいかも含めアウトプット指標として掲げる事業者の取組がアウトカムに繋がっているかどうかを検証することとしたい。
●横山委員: 埼玉第14次労働災害防止計画の5頁(3)計画の目標の柱書の「以下の各指標を定め、計画期間内に達成することを目指す」との言い回し、アウトプット指標については、「次の事項をアウトプット指標として定め、埼玉労働局は、その達成を目指し、本計画の進捗状況の把握のための指標として取り扱う」とあるのに対し、アウトカム指標については、「計画に定める実施事項の効果検証を行うための指標として取り扱う」「アウトカム指標に掲げる数値は、計画策定時において一定の仮定、推定及び期待のもと試算により算出した目安」とあり、アウトプット指標とアウトカム指標の位置づけが異なるように読める。
○労働局: 御指摘を踏まえ本文を修正することとしたい。
●武藤委員: アウトプット指標とアウトカム指標に分けて目標設定することは、それぞれの指標に基づき検証することで事業者の取組が労働災害防止にどう結びついたかが見えるようになり有意義と考えるが、計画期間終了を待たずに毎年達成状況を検証し、アウトカム指標に結びついてなければアウトプット指標を見直すといった作業が必要になる。そうした計画期間中の検証と指標見直しの考え方についても計画の中に書き込む又は計画発表時に付記するなど何らかの方法で明示すべきと考える。(「本文1(3)イ」のなお書きの表記では不十分で検証の結果随時アウトプット指標を見直して対策の内容を見直す必要があると考える。また、計画の内容を経営者と従業員双方に知ってもらい意識を高めてもらうことが重要。計画書本体ではなかなか理解されにくいため、業種別の対策の内容をわかりやすく丁寧に伝えるなど周知方法に工夫が必要と考える。
○労働局: 御指摘を踏まえ本文を修正することとしたい。また、計画の内容に関する周知は、周知する対象に応じて周知すべき内容をわかりやすく丁寧に伝えるよう工夫してまいりたい。
●加藤委員: 「労働者の健康確保対策の推進」のアウトプット指標として、ストレスチェック実施の割合というものがあるが、事業場内の従業員全体のストレス度合は把握できるが、個人結果は本人しかわからないため、メンタルヘルスの本当に必要な人にすぐに対処できないことが本当にメンタルヘルス対策になるのか、健康確保対策の推進になるのかは疑問。
○労働局: メンタルヘルスケアはセルフケア、ラインケア、産業保健スタッフによるケア、事業場外資源によるケアといった、4つのケアを継続的かつ計画的に実施することが重要ですので、そういった観点から、ストレスチェックの実施率と合わせて、「メンタルヘルス対策に取り組む事業場の割合」を目標に設定している。
6 資 料 議事次第
資料1         埼玉第14次労働災害防止計画案の概要
資料2         埼玉第14次労働災害防止計画案(本文)
参考資料1 埼玉第13次労働災害防止計画の実績
 


議決を得た「埼玉第14次労働災害防止計画案(本文)」はこちら
 

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