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有限会社スタイル・ケイ
(鴻巣市)
| 名称 | 有限会社スタイル・ケイ |
| 所在地 | 鴻巣市 |
| 労働者数 | 22人 |
| 業種 | 製造業(婦人服縫製) |
| 代表者職氏名 | 代表取締役 菅野 佳子 |
| 取組内容 | 【取組のきっかけ】 2000年に先代の父親から家業を引き継ぎ現在に至る。創業50年超。父の時代は、働いたら働いただけ収入に反映される意識のもと、勤務される方が多かったように思う。また良くも悪くも残業が当たり前の時代であった。 しかし近年は、働くことの意味合いが以前とは異なり、自分の時間を大切にする価値観が広がっている。残業代を得る為に働くという考え方ではなく、仕事とプライベートの調和を重視する傾向が強いと感じている。こうした時代の変化や働く人の価値観の多様化に対応することが必要であると考え、働き方改革に取り組むこととした。 【取組の内容】 ・働き方改革推進支援助成金を活用し、高感度の検針機2種各1台を導入した。 ・1ヶ月の時間外労働限度時間を80時間から60時間へ、1年間の時間外労働限度時間を720時間から360時間へ変更した。 ・時短検討会として、労働時間や年次有給休暇などに関する事項について労使で話し合う機会を設け実際に開催。以下の内容等を決定した。 ①金曜日をノー残業デーとする。 ②やむを得ず残業が必要な時は事前に連絡する。 ・上記時短検討会以外に、各個人と面談を頻繁に行い話し合いをした。改善して欲しいという要望に対して可能な限り改善した。 ※一例として、社員から有給は取りやすいが、休んだ分の負担が誰かに偏るという相談を受けた。 休暇は気持ちよく取ってほしいという想いから、事前の引継ぎや業務共有を徹底。誰でも各工程をサポートできる多能工化を進め、全員で支え合える体制を整えた。 また、お休みボードを設置して見える化し、特定の日にお休みが重なりそうな時は調整し合うなど、協力体制を強化した。 【取組の結果】 ・婦人服縫製作業の最終工程で、検針器を使用し針等の異物の有無の確認を行うのだが、従来の大型の検針器は異物の確認は出来るが、異物の場所の特定はあいまいであった。そのため、ハンディタイプの検針器を使用し異物の場所の特定を行うという2度の作業が必要であった。しかし、新しく導入した検針器は、より感度が高くピンポイントで異物の場所の特定が出来る仕様のため、検針作業を1度で終わらせる事が出来るようになった。また、これまで2人体制で行っていた作業についても内容によっては1人で対応できるようになり、今まで約120分/日かかっていた作業時間が、90分/日の作業時間で終えることが出来るようになり生産効率が向上した。また感度の安定化により誤反応が減少し、再検査に費やす作業時間がなくなることによる生産効率も向上し、作業者の精神的負担も減少されることとなった。 ・1ヶ月の時間外労働限度時間を変更したことにより、時間に対する意識変化が生じた。限られた時間で今まで以上に効率的に業務をこなせるようになり、34時間あった月の残業時間が17時間へと減少した。また目標を設定する事により個々の自信にも繋がりモチベーションが上がった。 ・ノー残業デーを設けたことにより定時で全員が退社する環境が整い、メリハリのある働き方に繋がった。 ・残業を行う際、その業務内容や残業予定時間を事前に申請することで、業務に集中でき、かつ時間内に仕事を終わらせる意識を持ちながら作業ができるようになった。 ・業務に支障なく、かつ、皆が年次有給休暇を自由に取る事が出来る環境となり、年次有給休暇取得率は、一昨年度の83%から昨年度は92.8%へと向上した。 【企業コメント】 残業につながらないよう、事前の引継ぎや業務の共有を徹底し、互いに感謝の気持ちを大切にみんなで支え合う環境があります。その積み重ねが、年次有給休暇取得率92.8%という成果につながっていると考えています。会社としては、どんなに小さな意見でも可能な限り向き合い、一つひとつ改善に取り組んできました。そうした積み重ねが、現在の職場の雰囲気や働き方に良い変化を生んでいると感じています。すぐに大きく変わることは難しくても現場の声を大切にしながら働きやすさと生産性の両立を目指し、これからも着実に前へ進んでいきたいと考えています。 ![]() ![]() ![]() |
| コンサルタントからひと言 | 従業員に寄り添う事が大切であること。また、そういった目線が必要であること等を話されていたのが印象的でした。年次有給休暇取得率が高いのも、労使間の話し合いの頻度の多さ、かつ、現場の声を聴き、可能な限り改善されて来た誠実さに比例しているように思います。定着率も高いとの事です。 |










