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名称 | 株式会社フジムラ製作所 |
所在地 | 川口市 |
労働者数 | 120人 |
業種 | 精密板金加工業 |
代表者職氏名 | 代表取締役 藤村 智広 |
取組内容 | 【取組のきっかけ】 忙しい時期とそうでない時期、また見積もり担当によって価格が違うことが当たり前の業界であった。それでは顧客に対して迅速で正確な見積もりが出せず、信頼を得られないと考え、まずは見積もり金額のバラツキをなくすことを目指したことが、現在の「モノづくりの見える化」のはじまりであった。 【取組の内容】 「モノづくりの見える化」は見積もりだけでなく、製造、納品、フォローまでに至る。全工程デジタル化を徹底することで、生産性向上や知識・経験の社内共有を推し進めた。加工費・材料費・作業時間などのコストテーブルを整備し、社内標準単価を確立したのち、アセンブリーまで考えた設計提案から溶接組立、電装組込まで一貫して対応できる生産体制を構築。 また、図面と写真を併せてファイルサーバへ登録し、タブレット端末で閲覧できるようにすることで、リピート時に同品質の再現が可能になった。 【取組の結果】 ・見積もり金額に説得力ある資料を提示することで、顧客の信頼向上につながった。 ・製品の仕上がりを撮影した写真と図面を紐づけて記録することで、リピート受注時の再現性をもたせることが可能になった。 ・進捗管理を徹底し分析することで、納期厳守をより徹底できるようになった。 ・受注製品の全工程の進捗を全員が見えるようになることで、1日の必要業務量が明確となり、ムダな残業時間が削減された。 【企業コメント】 デジタル化による業務改善は、会社と従業員、双方によい効果をもたらしました。しかし、会社としてはこれを最終形とは考えておらず、今後も改善できる点を話し合いながら、進化し続ける会社でありたいと思っています。 |
コンサルタントからひと言 | 本社に伺いました。当初、新しい方法を取り入れることに抵抗を示す従業員もいたとのことですが、社長のリーダーシップのもと導入に至った、とのお話が印象的でした。 他にも、サークル活動による社員コミュニケーション活性化など、参考になるお話を伺いました。 |