運動のポイント
積雪寒冷地に位置する山形県は、凍結や積雪による転倒、雪下ろし作業中の墜落、スリップによる交通事故といった冬期特有の労働災害(以下「冬期型災害」といいます。)が多発する傾向にあります。昨年12月から今年2月までの3か月間の労働災害による休業4日以上の死傷者数は336人で、そのうち冬期型災害によるものが114人(33.9%)にのぼり、特に、転倒災害が84人と最も多く、その73.7%を占めています。(グラフ参照)
このような冬期型災害を防止するために、労働者及び事業者に凍結や積雪による危険性を再認識してもらうとともに、屋外通路等への融雪剤の散布や滑り止めの設置、凍結し易い箇所を示した「転倒危険マップ」を作成・掲示し危険箇所の情報を共有するなど、自然環境等に対応した対策の実施を事業場(実施者)に呼びかけています。
運動実施期間
平成29年12月15日から平成30年2月15日まで
スローガン
「踏み出す前に ひと呼吸 リスクを確認 転倒災害」
運動期間中の主な実施事項(労働局・各労働基準監督署)
運動を主唱する山形労働局・各労働基準監督署においては、関係団体と協力し以下の取組により同運動について
周知することとしています。
・労働災害防止団体等(協力者)が運動期間中に主催実施する「安全パトロール」、「講習会」等への指導・援助。(な
お、運動期間中に約 50団体で約500事業場(現場)の安全パトロールが実施される見込み。)
・広報媒体による周知(「運動周知用リーフレット」等による周知・ラジオCM)
・労働局長による公開安全パトロールの実施(別途報道発表予定)
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