【労働災害の特徴】
・休業4日以上の死傷者数は298人で、前年より64人増と大幅な増加となった。
・全産業計の死傷者数(298人)のうち、凍結路面で滑って転倒するなどの冬期型労働災害による死傷者数が165人と、
前年より80人増加し、全体の55.4%を占め、大幅な労働災害の増加の要因となった。(別紙2)
・死亡者数は3人(前年同月比+3人)で、うち2名がこれも冬期型労働災害によるものである。
・製造業は前年同月比で21.8%増加、同じく建設業は44.8%の増加、陸上貨物運送事業は52.4%の増加となった。また、
第三次産業も25.2%増加し、総数に対する構成比で50.0%を占め、うち小売業については同じく57.9%、社会福祉施設
については同じく8.7%増加している。
【山形労働局が実施している労働災害防止のための取組】
・山形労働局では、平成30年度からの「山形労働局第13次労働災害防止計画」(5か年計画)の目標達成(死亡災害を
5年間で15%以上減少、死傷災害を5年間で5%以上減少させる。)に向け、計画初年度の平成30年は山形労働局行
政運営方針に基づき、死亡災害については前年を下回ること、死傷災害は前年より2%以上減少させることを目標に労
働災害防止の周知、指導を行うこととしている。
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平成29年及び平成30年1月から3月末までの労働災害発生状況(平成30年3月末速報値)
業 種 |
H29年
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H30年
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増 減
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増減率
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構成比
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全産業計
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234
|
298 ➂
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+64
|
+27.4%
|
100.0%
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製造業
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55
|
67 ➁
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+12
|
+21.8%
|
22.5%
|
建設業
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29
|
42
|
+13
|
+44.8%
|
14.1%
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陸上貨物運送事業
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21
|
32
|
+11
|
+52.4%
|
10.7%
|
第三次産業
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119
|
149
|
+30
|
+25.2%
|
50.0%
|
小売業
|
38
|
60
|
+22
|
+57.9%
|
20.1%
|
社会福祉施設
|
23
|
25
|
+2
|
+8.7%
|
8.4%
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飲食業
|
7 |
4
|
-3
|
-42.9%
|
1.3%
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・労働基準監督署に提出された休業4日以上の死傷災害に係る「労働者死傷病報告」により集計したもの。
(○数値は死亡者数を内数で示す)
(注)「増減」「増減率」は前年同月との比較、「構成比」はH30年の業種構成比。
報道発表資料(平成30年4月20日) (207KB; PDFファイル)
【別紙】
- 平成30年 山形県内における労働災害発生状況(速報) (165KB; PDFファイル)
- 過去5年間における1月~3月の冬期型災害の発生状況 (224KB; PDFファイル)
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