「陸上貨物運送業労災防止トリプル作戦」実施中(令和3年度は終了しました)

  陸上貨物運送業における労働災害は平成28年から令和2年まで5年連続で増加しています。さらに、令和3年になっても増加傾向が継続しています。
 今年、千葉県内で発生した陸運業の労働災害は、荷台などからの「墜落・転落」による死傷者数が前年より増加しています。「墜落・転落」による災害は、死亡や重篤化につながることが多い災害ですので、大変憂慮される状況にあります。
 荷台などからの「墜落・転落」による労働災害防止に関する取組については、陸上貨物運送事業者のみならず荷主等を含めた陸上貨物運送業に関係するすべての事業者において実施していくことが必要です。
 これらのことから、千葉労働局では、陸上貨物運送事業者、荷主、千葉労働局の三者が一体となった「陸上貨物運送業労災防止トリプル作戦」(実施要綱)を展開しています。これにより、労働災害が大幅に増加している陸上貨物運送業における労働災害防止を図っていくことにしています。

<三者における主な実施事項の例>
1 陸上貨物運送業事業者
 荷役作業での墜落・転落防止対策の徹底
 高齢者の労働災害防止のための取組

2 荷主等
 荷主等が管理する施設へのプラットホーム、荷台への昇降設備等、荷役作業中の墜落・転落災害防止のための設備等の設置、荷役作業場所の整理整頓

3 千葉労働局
 労働災害防止のための研修資料の作成及び周知
 災害事例及び災害防止のための好事例の収集及び周知

★千葉労働局作成資料(随時、追加・更新します。) 
(1)  研修資料「陸上貨物運送業における労働災害の防止のために」
   PDF版
   PowerPoint版 (「読み取り専用」で開いてください。) 
 ⇒陸上貨物事業者及び荷主等(荷主、配送先、元請事業者など)を対象とした研修資料です。安全衛生担当者の方のみならず、働く皆様もぜひともご覧ください。
(2) リーフレット「陸上貨物取扱業の労働災害をなくそう!!」
 ⇒陸上貨物の取り扱いを行う事業所における留意点をまとめたリーフレットとなっています。
(3) 災害事例と好事例
  災害事例No.1から4
  好事例No.1 《荷台に登らないトラックを導入》

★各種対策の詳解、ガイドライン等(厚生労働省ホームページ等にリンク)
(1) 「陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策ガイドライン」
 ⇒ 陸運業向け   ⇒ 荷主等向け
(2) 高年齢労働者対策
 ⇒ 「エイジフレンドリーガイドライン」(高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン)
 ⇒ 「エイジアクション100
(3) 転倒災害対策「STOP!転倒災害プロジェクト」
 ⇒ STOP!転倒災害プロジェクト
(4) ロールボックスパレット等による労働災害防止対策
 荷役作業時の災害の中でも、荷役運搬用のロールボックスパレット(カゴ車)の取扱い中の災害が多発しています。
(5) 熱中症対策 「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン ポータルサイト」(職場における熱中症予防情報)

★参考資料
陸上貨物運送事業における労働災害防止に向けたより一層の取組について (PDF:15KB)
 厚生労働副大臣から陸上貨物運送事業労働災害防止協会への協力要請を踏まえ、令和3年10月21日付けで千葉労働局から陸上貨物運送事業労働災害防止協会千葉県支部へ行った要請の内容です。
 陸上貨物運送事業者の関係者様あて緊急要請(千葉労働局長) 
「陸上貨物運送業労災防止トリプル作戦」を開始します(千葉労働局報道発表資料)
「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン 」で今年も死亡災害ゼロを目指します(千葉労働局報道発表資料)
 

問い合わせ先

千葉労働局 労働基準部 健康安全課 

住所
〒260-8612
千葉市中央区中央4-11-1 千葉第二地方合同庁舎3階
電話
043-221-4312

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