平成20年度の神奈川県内ハローワークにおける障害者の就職件数は、厳しい雇用情勢下にもかかわらず、2,154件と前年度を0.3%上回った。一方、解雇者数は、90人となるなど厳しい状況にある。

 

• 新規求職申込件数は 7,390 件と、前年度より 953 件、14.8 % 増加し、最近10年間では最も高い数値となった　(図表1)。

• 障害者別では、精神障害者の増加が著しい(図表2)。

 

• 就職件数は2,154件で、前年度を0.3%上回り、10年連続の増加となった(図表1)。

• 就職数全体に占める精神障害者数の割合は2割を越えた(図表2)。

• 産業別では、各産業で雇用が進展しつつあるが、製造業及び不動産業への就職数が大きく減少した(図表3)。　

  　解雇者数は90人で、平成18年度の3倍となる高い水準であり、特に第4四半期(平成21年1月から3月の3ヶ月間)は年間解雇者数の6割近くを計上するなど厳しい状況にある(図表4)。



　神奈川労働局は、関係機関の協力を得て、在職障害者の雇用維持を支援するとともに、専門機関、特別支援学校、医療関係施設などと連携した「チーム支援」による就職支援の推進に努めている。
  

 

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