職場における熱中症予防対策の徹底に努めます-「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」 職場における熱中症死亡ゼロを目指して-【健康課】

照会先

神奈川労働局 労働基準部 健康課
課  長 小沼 みち子
労働衛生専門官 毛利 崇行
(電話)045(211)7353

神奈川労働局(局長 西村 斗利)では、5月から夏日や真夏日の続出が予報され、また、例年、熱中症が多発する夏季を控え、令和3年(2021年)までの熱中症による労働災害発生状況を公表し、職場における熱中症予防対策の周知と徹底に努めます。

1 職場における熱中症による労働災害
(1)死亡者数
○全国
2019年 25人 2020年 19人 2021年 20人(1月14日時点速報値)
依然として高水準
○神奈川県下
2019年 1人 2020年1人 2021年 0人(4月8日時点暫定値)
4年ぶりに発生なし
(2)休業4日以上の死傷者数
○神奈川県下
2019年 51人 2020年 52人 2021年 21人(4月8日時点暫定値)
大きく減少したが幅広い業種で発生

2 令和4年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」
○実施期間
令和4年5月1日から9月30 日(準備期間4月、重点取組期間7月)
○重点事項
・初期症状の把握から緊急時の対応までの体制整備
・暑熱順化が不足している※1と考えられる者の把握
・WBGT値※2の実測とその結果を踏まえた対策の実施

3 神奈川労働局の取組
(1)これまでの取組
毎年暑さが本格化する前に熱中症予防対策の徹底に係る広報を実施しており、本年は2月28日付けで、管下の災害防止団体及び経営者団体など別記の関係15団体に対し、上記キャンペーンの周知と熱中症予防対策の徹底について要請を行った。
(2)今後の取組
神奈川労働局及び県下12の労働基準監督署では、産業保健関係機関と連携し、熱中症予防対策の周知・徹底に係る講習会を開催します。
また、あらゆる機会を捉え、熱中症予防対策の周知に努めるとともに、徹底のための指導を強化します。

<要請先団体>
・公益社団法人神奈川労務安全衛生協会
・建設業労働災害防止協会 神奈川支部
・陸上貨物運送事業労働災害防止協会 神奈川県支部
・港湾貨物運送事業労働災害防止協会 神奈川総支部
・林業・木材製造業労働災害防止協会 神奈川県支部
・一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会 神奈川支部
・一般社団法人神奈川県警備業協会
・一般社団法人神奈川県経営者協会
・一般社団法人神奈川県商工会議所連合会
・横浜商工会議所
・神奈川県中小企業団体中央会
・神奈川県商工会連合会
・独立行政法人労働者健康安全機構 神奈川産業保健総合支援センター
・一般社団法人神奈川県ビルメンテナンス協会
・公益社団法人神奈川県産業資源循環協会

※1 暑熱順化の不足とは
暑熱環境下での作業に身体の体温調節や循環の機能が慣れていないこと。
入職直後や夏季休暇明けの者は暑熱順化の不足が疑われ、熱中症の発症リスクが高い。
※2 WBGT値とは
気温に加え、湿度、風速、輻射(放射)熱を考慮した暑熱環境によるストレスの評価を行う暑さ指数。

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