令和5年度の建設業における労働災害防止対策

1 建設業の労働災害の防止に向けて
 令和4年の千葉労働局管内の建設業における労働災害については、死亡者数が8人となり、建設業は依然として死亡災害の最多業種となっています。また、令和4年の死傷者数(休業4日以上のものに限る。)は令和3年より62人増の679人と、直近5年間で最多となっており、より一層の労働災害防止対策を推進することが求められています。
 このため、千葉労働局においては、死亡災害等、重篤な労働災害が発生している建設業への対策として、足場等からの墜落・転落防止対策をはじめ、近年、増加が顕著である転倒災害や労働者の高齢化を踏まえ建設事業者による自主的な取組を図ることとしています。引き続き、建設業の安全衛生対策の推進に特段の配慮をしていただきますよう御協力をお願いいたします。

2 留意事項について
 令和5年度における建設業の安全衛生対策の推進に係る留意事項が、別添のとおり示されていますので、これをご覧ください。
 留意事項 【PDF形式】(207KB)

参考資料(一部厚生労働省ホームページに移動します)
 
 (1)労働災害発生状況(千葉県)
 千葉県内の労働災害の発生状況などについて詳しい統計資料や死亡災害事例が掲載してあります。
 (2)足場からの墜落防止措置が強化されます
 厚生労働省では足場に関する法定の墜落防止措置を定める労働安全衛生規則を改正し、足場からの墜落防止措置を強化しました。令和5年10月1日(一部規定は令和6年4月1日)から順次施工します。詳細はリーフレットをご確認ください。
 (3)「はしごを使う前に/脚立を使う前に」 (令和3年3月) 
 このリーフレットは、「はしご」または「脚立」の作業前点検のチェックリストとして活用できるようになっています。対象作業を始める前に、このチェックリストを使って作業現場の点検を実施してください。
また、リーフレット「はしごや脚立からの墜落・転落災害をなくしましょう!」 (平成29年3月)も当該災害の安全対策の理解を更に深めることに有用です。
 (4)転倒予防
 千葉労働局では、労働災害のうちで最も件数が多い「転倒災害」を減少させるため、「スベっちゃダメよ!転倒予防」を推進しています。厚生労働省ホームページ転倒予防・腰痛予防の取組において、リーフレットや動画を掲載しています。
 (5)高年齢労働者の安全衛生対策
 令和2年3月に厚生労働省から公表された「エイジフレンドリーガイドライン」のほか、「エイジアクション100」など、高年齢労働者対策への取組みの検討に資する情報が掲載されています。
   〇エイジフレンドリーガイドライン(高齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン)
   〇「エイジフレンドリー補助金」について…令和5年度版へ
 (6) 災害からの復旧工事の安全な施工について (リーフレット) 【PDF形式】(334KB)
 (7) STОP!熱中症クールワークキャンペーン(令和5年5月~9月) (別ページへ)
 (8) 剥離剤による中毒が多発しています! (リーフレット) 【PDF形式】(638KB)
 (9) 安全関係自主点検表 【PDF形式】(609KB)

3 助成金に関する資料
(1) 建設事業主に対する助成金のご案内 (厚生労働省ホームページへ)…令和5年度版へ

4 第14次労働災害防止計画
 千葉労働局では、令和5年度を初年度として5か年にわたり重点的に取り組むべき事項を定めた「第14次労働災害防止計画」を策定しました。(別ページへ)
 

問い合わせ先

千葉労働局 労働基準部 健康安全課 

住所
〒260-8612
千葉市中央区中央4-11-1 千葉第二地方合同庁舎3階
電話
043-221-4312
                                                

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