介護事業場雇用管理等合同オンラインセミナーレポート【和気労働基準監督署・ハローワーク和気】

 

令和4年11月30日

介護事業場雇用管理等合同オンラインセミナー

(写真左から井上所長、三見署長)


 介護人材の確保・育成・定着、一般労働条件の確保改善、労働災害防止など、介護分野における様々な課題に対応し、雇用管理等の一層の改善を図るため、和気労働基準監督署(署長:三見明弘)とハローワーク和気(所長:井上学)が合同で開催し、管内介護事業場の事業主や労務担当者など約30名が参加しました。
 
 
 共催:独立行政法人労働者健康安全機構岡山産業保健総合支援センター
    一般社団法人岡山県労働基準協会
    一般財団法人岡山セラミックス技術振興財団 (順不同)
 後援:公益財団法人介護労働安定センター岡山支部


 

〇労務管理のポイントと労働災害防止について
 

 和気労働基準監督署の森井課長は、働き方改革関連法や職場での転倒・腰痛等の行動災害防止について説明しました。

           説明を行う森井課長

 「現在、介護業界は、新型コロナウイルスの影響などにより本当に様々な面で苦労なされていると思います。誰も転倒したくて、腰痛になりたくてお仕事をしているわけではないですし、利用者のことを思う気持ちの強い方が多くおられるなかで、少し頑張りすぎて、けがをする、身体を痛める、そういう状況なのだと考えています。そのような第一線で働かれている方たちを、まずは大切にすること、これが利用者サービスの向上にもつながり、それが結果として魅力ある職場となるものと考えています。」

【参考】

介護労働者の雇用~従業員を雇う場合のルールと支援~
2023年4月1日から月60時間を超える時間外労働の割増率が5割に引き上げられます
岡山県の最低賃金のお知らせ
カスタマーハラスメント対策企業マニュアル
SAFEコンソーシアムポータルサイト
人材確保のためにも転倒・腰痛のない施設をつくりましょう
高年齢労働者の安全衛生対策について




〇介護事業場の人材確保のための「魅力ある職場づくり」に向けて
 

  ハローワーク和気の井上所長は、本年開催された介護就職デイでの介護職希望者意識調査(アンケート)結果や求人・求職状況、人材確保の必要性等の背景を述べた上で、「管理者等のマネジメント力を高めることや介護職員のステップアップを図ることが職場への定着促進の1つのポイントになる」「人材開発支援助成金(人への投資コース)など国の支援制度を積極的に活用してもらいたい」と説明しました。
  また、現在FAXで受理している求人情報について、今後は求人者マイページ(ハローワークインターネットサービス)に移行していくため、早期の求人者マイページの開設・活用を求めました。

                            説明を行う井上所長



【参考】
介護の仕事と魅力紹介
介護人材確保に向けた取組
人材開発支援助成金(人への投資促進コース)のご案内
事業主の方のための雇用関係助成金
求人者マイページの開設方法(ハローワークインターネットサービス)
 
  さらに、本セミナーでは介護保険法を所管する岡山県備前県民局担当者から介護サービス事業所の運営基準の経過措置の説明、備前保健所東備支所担当者から感染症と標準予防策の説明が行われました。
 
 
 
  介護の事業は、人生100年時代を迎えた日本を発展させるために必要不可欠な分野です。今後、介護職の需要はますます高まり、求められる介護サービスの多様化も進み、さらに介護人材が不足すると予想されています。
  雇用管理の改善や、安全・健康に働くことのできる職場環境の整備を通じて、魅力ある職場づくりを進めていただくようお願いします。

 

その他関連情報

情報配信サービス

〒700-8611 岡山市北区下石井1丁目4番1号岡山第2合同庁舎

Copyright(c)2000-2011 Okayama Labor Bureau.All rights reserved.