第18回 岡山労働災害防止対策推進会議を開催しました

岡山労働局(局長 千葉登志雄)では、岡山県内の労働災害の防止を図るため、関係機関(災害防止団体等)と岡山労働災害防止対策推進会議(以下「推進会議」という。)を令和元年6月27日に開催しました。
推進会議は、第12次労働災害防止推進計画(平成25~29年度)から引き続き、第13次労働災害防止推進計画(平成30年度から令和4年度、以下「13次防」という。)まで開催することとしています。
千葉岡山労働局長の挨拶に続き、
①平成29年・30年と2年連続して労働災害が増加していること。
②令和元年(5月末現在)は昨年同期とほぼ同数で高止まり、うち死亡者数は3人増加して4人となっていること。
③現状では13次防での目標は達成が難しくなっていること。
などの状況になっているため、災害防止団体に対して、「緊急要請書」の交付を行いました。
*緊急要請書(PDF108KB)

  
挨拶をする千葉岡山労働局長


緊急要請書の交付

  議事に入り、岡山労働局から働き方改革(時間外労働の上限規制、年次有給休暇の取得、働き方改革推進支援センターの設置、産業医・産業保健機能と長時間労働者に対する面接指導など)、労働災害の防止等(労働災害発生状況、13次防の概要、第三次産業対策、STOP!転倒災害プロジェクト、STOP!熱中症クールワークキャンペーン)の説明を行いました。
  次に各災害防止団体等の労働災害防止に係る対策について説明がありました。
*意見交換では、
①最近では、産業医に対する健康相談等が多くなった。相談時間を短くするなど対応している。
次のステップに行くのならよいが、普通の相談が多い。
②労働者が高齢化していて、躓くなど転倒が多くなっている。(足が上がっていない)
第三次産業で多い。職場の点検が必要。知識・関心を持つことが重要である。
③外国人実習生が増えている。安全教育、コミュニケーション、語学が求められている。
④特別教育に外国人が多くなっている。内容が伝わっているか不明。専門用語が分かる通訳が必要である。
⑤労働安全衛生規則の改正(令和元年8月1日)で、チェーンソーに係る特別教育の統合、チェーンソーによる伐木作業等を行う際下肢の切創防止保護衣を着用、伐木作業方法等の変更ななどがある。今年も伐木作業で死亡災害が発生している。徹底した安全教育が求められる。
などの意見がありました。
*伐木作業等における安全対策の強化(PDF498KB)


推進会議の様子


*関係機関(災害防止団体等)
   一般社団法人岡山県労働基準協会
  建設業労働災害防止協会岡山県支部
  陸上貨物運送事業労働災害防止協会岡山県支部
  港湾貨物運送事業労働災害防止協会中国総支部岡山支部
  林業・木材製造業労働災害防止協会岡山県支部
  一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会 岡山支部

【この記事のお問い合わせ先】
 岡山労働局労働基準部健康安全課 086-225-2013

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