労働基準監督官の業務について
1.労働基準監督官とは
全国では、約410万の職場で約5,300万人が働いていますが、働く人にとって安心・安全な職場環境を実現するためには、労働基準法などで定められた労働条件が確保され、その向上が図られることが重要です。
労働基準監督官は、労働基準関係法令に基づいてあらゆる職場に立ち入り、法に定める基準を事業主に守らせることにより、労働条件の確保・向上、働く人の安全や健康の確保を図り、また、不幸にして労働災害にあわれた方に対する労災補償の業務を行うことを任務としています。
2.労働基準監督官になるためには
採用試験は法文系と理工系に分かれていますので、文系理系それぞれの方が受けやすい試験を受験することが可能です。
2025年度採用試験の日程は以下のとおりです。
○ 試験日程
(1)インターネット受付期間:2025年2月20日(木)~3月24日(月)
(2)第1次試験日:2025年5月25日(日)
(3)第1次試験合格者発表日:2025年6月17日(火)
(4)第2次試験日:2025年7月8日(火)~7月11日(金)
(5)最終合格者発表日:2025年8月12日(火)
3.労働基準監督官として採用された後の働き方
5年目以降は採用された労働局に戻り、引き続き監督指導等に従事します。
年次が浅いうちは第一線での業務を通じて専門的知識を習得することが主になりますが、経験を重ねるうちに労働局や各労働基準監督署において各部門の責任者・管理者として力を発揮することも期待されます。
労働基準監督署の署長や副署長に就任すると、監督署の業務の総責任者として、マネジメント業務を担います。
一方、採用されて3年目から本人の希望等を踏まえ、厚生労働本省で勤務するという選択肢もあります。厚生労働本省の勤務は労働局や労働基準監督署とは異なるものですが、国の施策の方向性を決定するなど、労働局や労働基準監督署と同様に非常にやりがいのあるものです。厚生労働本省で何年か勤務した後、採用された労働局で再び勤務する場合と、引き続き本省で勤務し続ける場合とがあります。
4.鳥取労働局での勤務について
鳥取労働局は全国的には規模が小さい労働局ですが、その分、早い段階で責任ある仕事を任せてもらえるなど、様々な経験を積むことができます。小規模な労働局のため、職員同士の距離が近く、先輩監督官に細かなフォローを受けながら安心して業務を進めることができます。
また、県内に3つしか労働基準監督署がなく、異動に当たって住居の移動を伴わずに勤務し続けることも可能です。異動と聞くと、引越しをイメージする方も多いかもしれませんが、鳥取⇔米子でもJRの特急を使えば1時間で移動することができ、この時間であれば十分通勤可能ですし、実際に通勤している職員もいます。
5.説明会などのお知らせ
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もう少し詳しく話を聞いてみたい、実際に働く職場を見てみたいなどありましたら、お気軽にご連絡ください。
問い合わせ
この記事に関するお問い合わせ先
鳥取労働局
- 労働基準部
- 監督課 TEL : 0857-29-1703