令和7年度「徳島年末年始無災害運動」合同パトロール

 令和7年12月1日から全国的に展開されている「年末年始無災害運動」に合わせて、同年12月2日、徳島労働局は徳島労働基準監督署、国土交通省、建設業労働災害防止協会徳島県支部と合同で四国横断自動車道津田大橋下部工事現場注)(徳島市津田海岸町)にパトロールを実施しました。徳島労働局では、例年この時期、「徳島年末年始無災害運動」の取組の一環として主に建設現場を対象にパトロールを行い、安全意識の高揚、安全活動の定着を図っています。

 注)「令和4-8年度 横断道津田大橋下部P2工事」(鹿島建設株式会社四国支店)「令和4-8年度 横断道津田大橋下部P3工事」(西松建設株式会社西日本支社四国支店)

 四国横断自動車道(阿南~徳島東)の新直轄区間である津田大橋の橋脚を施工中であり、作業スペースが限られる中での大型重機による長尺杭(鋼管矢板)の打設工事に伴い、重機との接触やつり荷の落下により重大な災害が起きるリスクがあります。現場では整理整頓、バリケードによる安全通路の確保、重機周囲の立入禁止措置が徹底されており、横断幕・安全掲示板による安全意識の高揚と併せてハード・ソフトの両面で安全管理が行われていました。また、勝浦川上での工事になるため、河川の流行を阻害しない工夫や強風時の作業中止基準についても考慮した対策が講じられていました。 

 亀井崇労働局長からは、安全掲示板の内容が現場でどのように活用されているか、年末年始無災害運動期間中どのような事項に重点的に取り組んでいるか、年末年始は多忙による焦りや疲労からミスやエラーが起こりやすくなるのではとの質問がなされ、現場所長からは工事を安全に施工するための取組や、問題が発生した場合に工期を後ろにずらすことで追い込みや焦りよる災害が発生しない工夫について説明がありました。

 最後に徳島労働基準監督署の清水和義署長が講評を行い、ハード・ソフトの両面から安全対策が徹底されていることなどに触れ、引き続き他の現場の模範となる高い水準の安全活動を継続し、年末年始を無災害で乗り切るよう激励がありました。

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