助言・指導の事例

　勤務態度が悪いという理由で突然解雇通告を受けた労働者が、このような解雇理由では納得できない、という事案について、
　労働局から、正当な理由を欠く解雇は無効であるとの助言を行った結果、当事者間で話し合いが行われ、解雇が撤回された。 　業務上のトラブルを発生させた結果、会社に損害を与えたとして、始末書の提出及び減給の懲戒処分を受けたが、会社の損害は軽微であり、処分は重すぎ減給の撤回を求める、という事案について、
　労働局から、労働者のミスを理由に減給処分を行うには、会社側の注意・指導責任も考慮して行う必要があり、過大な処分は損害賠償責任を問われることもあり、処分を撤回してはどうかとの助言を行った結果、減給処分が撤回された。