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建設現場の安全パトロールを実施しました~労働災害を防止しましょう~【笠岡労働基準監督署】
笠岡労働基準監督署では、令和4年度全国安全週間(7月1日~7月7日)の期間中に建設現場の安全パトロールを実施しました。
パトロールでは、墜落・転落防止対策の状況や転倒災害防止、建設機械等による災害防止など建設業における労働災害防止の取組状況について確認しました。また、熱中症予防や職場における新型コロナウイルス感染拡大防止の取組についても確認しました。
当署管内での労働災害は長期的には減少していますが、令和4年(6月末時点)については昨年の同時期と比べて大幅に増加している状況にあります。労働災害を発生させないため、事業者・労働者が協力し、基本的なルールを徹底するなど職場における安全衛生の取り組みをお願いします。
【笠岡労働基準監督署からのお願い】
当署管内における休業4日以上の労働災害は、令和4年6月末現在において107件(新型コロナウイルス感染症を含む)発生しており、前年同月(77件)と比べ30件と大幅増加しています。
業種別で見ると、製造業29件(前年同月23件)と6件増加、建設業12件(前年同月8件)と4件増加、第三次産業51件(前年同月21件)と30件増加している状況にあります。発生状況としては、滑る・躓くなどによる「転倒災害」、トラックの荷台や梯子など高所からの「墜落・転落災害」、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」が多く発生しています。
事業者・労働者の皆さまにおかれましては、今一度、労働災害の撲滅に向け、安全衛生対策の取組の徹底をお願いします。また、引き続き、職場における新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みもお願いします。
皆様の職場について次の項目を確認してください。
職場の安全衛生管理体制を整備し、危険性又は有害性等の調査等(リスクアセスメントの実施)や安全衛生活動(ヒヤリ・ハット活動、KY活動など)を積極的に行い、労働者に対して教育を行ないましょう。
〇墜落・転落災害を防ごう!
□ 高所作業を行う場合、作業するための十分な広さがある安全な作業床(足場など)や開口部、作業床の端などには「囲い」、「手すり」があるか
□ 上記の設備等が無い場合は、「安全ネットを設置」することや「墜落制止用器具(安全帯)」を必ず使用しているか
□ はしご、脚立などの用具は正しく使っているか(リーフレット)
□ トラックの荷台などからの墜落防止措置を講じているか(リーフレット)
〇転倒災害を防ごう!(厚生労働省HPへ)
□通路、階段、出口に物を放置していませんか
□床面の凹凸、段差や滑りやすい場所などの解消に取り組んでいますか
〇腰痛など動作の反動・無理な動作を防ごう!(厚生労働省HPへ)
□常時行う重量物取扱い作業は、リフターや自動搬送装置の使用により自動化・省力化に取り組んでいますか
□できるだけ重量物に身体を近づけ、重心を低くするような姿勢で作業させていますか
〇熱中症を予防しましょう!(厚生労働省HPへ)
〇職場における新型コロナウイルス感染症対策の取組を確認しましょう!
(厚生労働省HPへ)
□ テレワーク・時差出勤等を推進しています。
□ 体調がすぐれない人が気兼ねなく休めるルールを定め、実行できる雰囲気を作っています。
□ 職員間の距離確保、定期的な換気、仕切り、マスク徹底など、密にならない工夫を行っています。
□ 休憩所、更衣室などの“場の切り替わり”や、飲食の場など「感染リスクが高まる『5つの場面』」での対策・呼びかけを行っています。
□ 手洗いや手指消毒、咳エチケット、複数人が触る箇所の消毒など、感染防止のための基本的な対策を行っています。