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高校生がKYTに初挑戦!【高梁城南高校コラボ】
新見労働基準監督署(署長:山路元博)は、7月10日、岡山県立高梁城南高等学校で電気科2年生(34名)に安全講演を行いました。
挨拶をする山路署長
講演を行う山本監督安衛課長
新見署の山本監督安衛課長から安全と危険について1時間程の講演をしたあと、生徒の皆さんにKYT(危険予知訓練)基礎4ラウンド法を実践してもらいました。KYT 基礎4ラウンド法とは、イラストシートを使い、作業に潜む危険をチームで発見、把握、解決していくものです。
生徒の皆さんは、KYT基礎4ラウンド法に初挑戦するため、事前に先生のご協力のもと作成したKYT動画を見て勉強しました。
【KYT動画はこちら】 ←生徒の85%が分かりやすいと回答しました!
KYT動画を見る生徒のみなさん
実際にKYTで使用したイラストシート
6つの班が和気あいあいと危険と対策を出し合い、設定していた時間では足りないほど盛り上がりました。
それぞれの班が特に重要な危険と対策をしっかり絞り込み、指差し呼称項目も決定しました。「○○ヨシッ!」という声が教室に反響しました。
KYT基礎4ラウンド法の感想として、
▶複数人で意見を出し合うことで、自分にはない意見を聞くことができ、新しい学びを得ることができた。
▶危険だと分かっていても、実際に言葉にしたり、具体的に考えるのはとても難しいなと思いました。KYTをやったことがなかったけど、今回してみて楽しかったです。
などがあげられました。
活発に話し合う生徒のみなさん
ある班のKYTレポート
指差し唱和を行う生徒のみなさん
KYT基礎4ラウンド法を真剣に取り組んでくれた生徒のみなさんに対し、今後の学生生活や職業生活での安全と健康を祈願して、山路署長からKYT活動証を授与しました。
KYT活動証を授与する山路署長
新見署の管内では、行動災害が増加傾向にあり、未熟練労働者(経験期間3年未満)の労働災害が44%と多く発生しています。これらの労働災害を減らすキーワードは、「危険感受性」です。KYTをしっかりと真剣に実践し、危険感受性を高めることが重要です。
今秋には生徒のKYTレポートを一例としたKYTマニュアルを作成予定です。これら各種教材等を活用し、安全で安心な未来を目指しましょう!