令和6年4月6日~4月15日は春の交通安全県民運動です

 令和5年の県内の交通事故の状況については、死者数は49人(前年比25人減)と大幅に減少し、昭和23年以降で2番目に少ない死者数となりましたが、人身事故の件数は5,161件(前年比813件増)、負傷者数は5,816人(前年比961人増)とそれぞれ増加しました。
 交通死亡事故の主な特徴としては、一昨年に続き、車両単独、正面衝突や追突といった一方的過失による事故死者が全体の約6割を占めていることや、高齢死者数は29人(前年比15人減)で全死者の59.2%を占め、依然として高い割合で推移していることなどが挙げられ、引き続き全ての道路利用者に対する交通安全対策をしっかりと推進していく必要があります。
 
 こうした中、4月6日(土)から4月15日(月)までの10日間、「令和6年春の交通安全県民運動」が県内一斉に展開されます。また、4月10日(水)は「交通事故死ゼロを目指す日」です。
 交通事故防止に向けて、ドライバーはもちろん、歩行者も、自転車利用者も、一人ひとりが交通事故のリスクを他人事ではなく自分のこととして強く認識し、交通ルールをしっかり守り、相手に対する「思いやり・ゆずり合い」の気持ちで交通マナーを実践し、交通事故を起こさない、また交通事故に遭わないように気を付けましょう。
 
スローガン

「交通ルール 守って笑顔 晴れの国」

~運動重点~

○全国共通重点

・子どもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
・歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
・自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守
※電動キックボード等:特定小型原動機付自転車を指す。

○岡山県の重点
・横断歩行者優先の徹底
・運転中のスマートフォン等使用禁止の徹底
・スピードダウンの励行
・自転車の安全利用とヘルメット着用に向けた理解の促進

 
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 また、令和5年の業務中における休業4日以上の交通事故(以下、「労働交通災害」)については、速報値で120件となっており、業種別でみますと運輸交通業31件、商業25件、製造業14件、保健衛生業10件等となっています。
 そのうち、死亡交通労働災害は9件発生しており、業種別でみますと運輸交通業6件、建設業2件、商業1件となっています。これは過去10年間でみると最多となっています。




 令和6年4月1日より自動車運転者の労働時間等の改善基準告示の改正も適用になり、いわゆる2024年問題で日本の物流業界は大きな転換期を迎えます。
 運転業務を有する事業者は「交通労働災害防止のためのガイドライン」に基づく取組を進め、労働者は時間と心に余裕を持った安全運転に努めましょう。


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