職場での転倒災害が急増しています

職場での転倒災害は年々増加傾向にあり、岡山労働局及び県内各労働基準監督署においては強力に転倒災害防止対策を推進しているところです。
 
しかしながら、本年11月末現在の速報値において、岡山県内の休業4日以上の転倒災害は501件と前年同時期比で98件の大幅な増加となっており、非常に危惧されるところです。







 転倒災害を業種別でみると、保健衛生業(病院や社会福祉施設など)が23%と全体の約1/4を占めており、また、前年同時期比で45件増加しています。続いて製造業18%、商業17%、運輸交通業11%、接客娯楽業8%の順となっています。




 次に転倒災害を男女比でみますと男性4:女性6となり、女性の方が多くなっています。
 また、年齢別でみますと、50歳代、60歳代、40歳代、70歳代、30歳代、20歳代の順で多くなっています。
  



 

 男女別・年齢別を組み合わせますと、下記のようなグラフとなり、50~70歳代の女性の転倒災害が突出しているのがわかります。



 転倒災害による休業見込み日数は、平均で 38.6日 となっており、長期間に渡る治療やリハビリを要するケースが散見されます。
 転倒災害の著しい増加の原因としましては、定年の引き上げによる高年齢労働者の増加、多くの業種で問題となっている人手不足等が考えられます。


 このような状況を踏まえ、岡山労働局及び県内各労働基準監督署においては職場における転倒災害防止の呼びかけを行うとともに、指導を強化しています。
 事業者及び労働者の皆様におかれましては、労使協力のもと、職場における転倒災害の防止対策を講じていただきますようお願い申し上げます。


 
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