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道路貨物運送業 労務管理・安全衛生管理等オンライン説明会を開催しました【新見労働基準監督署】
新見労働基準監督署は、令和3年9月13日、中国運輸局岡山運輸支局、岡山産業保健総合支援センター、岡山県労働基準協会の共催により、道路貨物運送業の事業場を対象としましたオンライン説明会を開催しました。
説明会では、岡山労働局による労働時間関係法令や労働災害防止対策の説明に加えまして、医師で岡山産業保健総合支援センター産業保健相談員である道明道弘先生による過重労働が身体に与える影響等についての講演、また、岡山運輸支局担当官による標準的運賃の改正等の説明も行いました。
残業時間の上限については、働き方改革関連法の施行に伴い、労働基準法が平成30年6月に改正され、平成31年4月から時間外労働の上限規制が導入されており、令和2年4月1日からは中小企業に対しても適用されているところです。
トラック等自動車の運転の業務については、時間外労働の上限規制の適用が猶予されていますが、令和6年(2024年)4月1日からは時間外労働の上限が年960時間までとなり、それまでに「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準告示が改正されることとなっております。
また、令和5年(2023年)4月1日からは、月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が中小企業においても現在の25%から50%に上がることとなります。
自動車運転者については、人手不足などの要因もあり、労働時間の削減は容易なものではなく、見直しにはお時間がかかることが想定されますので、計画的に対策等を進めていただきますようお願いします。
安全衛生管理面では、昨年令和2年、新見署管内においては、残念ながら、荷役作業中の死亡災害が1件発生しております。
岡山労働局管内で見ますと、道路貨物運送業における休業4日以上の労働災害発生件数は平成30年が321件、令和元年が293件、令和2年が273件と減少傾向にありましたが、今年令和3年は7月末時点で昨年同時期より18件の増加となっております。
管理の目が行き届かない配送先での災害も多く、災害防止に向けては荷主企業等の理解と協力が不可欠でございますが、災害ゼロを目指し、安全衛生活動に積極的に取り組んでいただきますようお願いします。
なお、岡山県内の労働基準監督署では、今後も以下の日程で同様の説明会の実施を予定しています。事業場の所在地を管轄する監督署が主催する説明会へのお申込みを原則としますが、日程が合わない場合には、管轄に関係なくお申し込みいただけます。
道路貨物運送業の事業場の皆様方におかれましては、是非、説明会に参加いただきますよう、お願い申し上げます。
今後の開催日程
岡 山 監督署 : 令和3年 9月27日(月)13:30~15:30
津 山 監督署 : 令和3年10月 4日(月)13:30~15:30
笠 岡 監督署 : 令和3年10月 7日(木)13:30~15:30
和 気 監督署 : 令和3年10月13日(水)13:30~15:30
なお、説明会の詳細等につきましては、こちら(「令和3年度 道路貨物運送業 労務管理・安全衛生管理等 オンライン説明会」を開催します!」)をご覧ください。
https://jsite.mhlw.go.jp/okayama-roudoukyoku/newpage_00531.html
この記事に関するお問い合わせ先
岡山労働局 労働基準部 監督課 TEL : 086-225-2015