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令和3年度岡山労働局安全衛生労使専門家会議を開催しました
令和4年1月19日に岡山第2合同庁舎3階会議室において開催
〇岡山労働局安全衛生労使専門家会議について
岡山労働局においては、労働災害防止、健康確保対策などの安全衛生施策を、現場の実態を踏まえて効率的かつ効果的なものとするため、労働組合推薦委員、使用者団体推薦委員、岡山労働局長指名委員から意見を聴取し、その結果を地域の安全衛生にかかる諸対策に反映させております。
挨拶する子安労働基準部長
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オンラインと対面による会議の様子
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司会の田渕産業安全専門官
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〇議事
(1)第13次労働災害防止計画の進捗状況と岡山労働局の労働災害防止に向けた取組みについて
・令和3年においては死亡災害が6件と統計を取り始めて過去最少を記録した一方で、休業4日以上の死傷災害の件数は第13次労働災害防止計画の目標値を大幅に上回る状況となりました。
・令和3年度においては、製造業、小売業、社会福祉施設に対し重点的にエイジフレンドリーガイドラインの周知に向けた取組みを実施した結果、製造業と小売業で転倒災害が、製造業と社会福祉施設で「動作の反動、無理な動作」の災害が減少する等一定の成果が得られました。
(2)化学物質規制の見直しについて
特定の化学物質に対する個別具体的な規制から、国が定める管理基準の達成を求め、達成のための手段は問わない方式に大きく転換します(自律的管理)。さらに、5年後を目途に、自律的な管理に移行できる環境を整えた上で特化則や有機則等特別則が廃止されることが想定されています。
〇意見特定の化学物質に対する個別具体的な規制から、国が定める管理基準の達成を求め、達成のための手段は問わない方式に大きく転換します(自律的管理)。さらに、5年後を目途に、自律的な管理に移行できる環境を整えた上で特化則や有機則等特別則が廃止されることが想定されています。
出席委員からは、労働災害防止には一人一人が自分のこととして考えることが必要であるという意見、慢性的な人手不足から作業手順が守られず労働災害につながっているという意見、化学物質規制の見直しが中小企業に対してもスムーズに移行できるような施策が必要であるという意見、自律的管理への移行により設備上の対策をせず保護具による対策に頼りがちになるのではという意見、労働災害防止には安全衛生教育の徹底が重要であるといった意見がありました。委員の皆様貴重なご意見有難うございました。