令和6年度第2回政労使合同安全パトロールの実施

 令和7年1月30日(木)に、石川労働局長(八木健一)は、連合石川会長(福田佳央)、石川県経営者協会長(高松喜与志)らとともに、白山市行町に所在する「生活協同組合コープいしかわ」の「物流センター」と「鶴来センター」の政労使合同安全パトロールを実施しました。
 同センターでは、温度管理が必要な商品の保管管理・仕分け・配送センターへの配送などの業務を行っています。
 本パトロールは、「冬季無災害運動期間」において、県内に本社等拠点を置き行動災害防止に積極的に取り組んでおられる事業場の行動災害防止対策や先進的・効果的な安全対策の内容を、報道機関を介して、広く、県内の事業者及び労働者に周知することで、安全衛生意識の高揚を図り、凍結路面での転倒災害などの冬季特有災害をはじめとする労働災害防止につなげるという趣旨で実施しているものです。
 パトロール員は、生活協同組合コープいしかわの幹部の皆さまや各センター長の皆さまに案内していただき、パトロールを実施しました。


物流センターの作業場所で作業内容等について説明を受けている様子



物流センターにおいて、冷凍庫内の転倒防止対策について説明を受けている様子

転倒防止対策として、床面の水濡れなどの掃除や耐滑性のある靴の使用などの説明がありました。


鶴来センターで業務内容や安全対策の内容について説明を受けている様子

腰痛予防対策として、ラジオ体操の励行や腰に負担がかからない作業位置での作業を行っているなどの説明がありました。


鶴来センターでかご車の使用方法などについて説明を受ける様子

女性でも大きな力が必要なく安全に荷物を運ぶことができることなどについて説明がありました。

パトロールを終えて、会議室で講評を行いました。


連合石川会長が講評を行う様子

連合石川会長からは「評価できる点として、全体的に整理整頓が行き届いていたことを挙げさせていただきます。改善を要する点として、かご車の車輪固定のルールが不明確であったのでそのルールの明確化や安全指示などの注意喚起の内容の掲示について検討いただきたい。」との講評をいただきました。

経営者協会会長が講評を行う様子

経営者協会会長からは、「評価できる点として、安全対策に積極的に取り組んでいただいていることを挙げさせていただきます。改善を要する点として、人と物との動線が混在しているので明確に区分いただくことについてお願いしたい。との講評をいただきました。


石川労働局長が講評を行う様子

石川労働局長は、「評価できる点として、腰痛予防対策や転倒災害防止対策に積極的に取り組んでいただいていることを挙げさせていただきます。改善を要する点として、経営者協会会長からもお話がありましたが、人と物の動線を区別していただきたいことを挙げさせていただきます。また、かご車(ロールボックスパレット)について便利で必要不可欠だと思いますが。使用方法によって思わぬ事故を招く恐れがありますので、その使用方法について安全教育やルールづくりによって作業者に十分に理解させてください。」と講評し、引き続きの労働災害防止の徹底を要請しました。


生活協同組合コープいしかわの幹部の本川様がパトロール実施後の感想を述べる様子

生活協同組合コープいしかわの幹部の本川様からは「本日指摘のあった内容については真摯に向き合い効果的な安全対策を学びながら改善していきたい。」などのコメントをいただきました。

本日パトロールに参加いただいた石川労働局職員以外の方は以下のとおりです。(敬称は省略)

日本労働組合総連合会石川県連合会(連合石川)
会長      福田佳央(ふくだ よしお)
安全衛生委員長 仙田卓嗣(せんだ たくじ)
副事務局長   南 芳雄(みなみ よしお)

石川県経営者協会
会長      髙松喜与志(たかまつ きよし)
副会長     西  正次(にし まさつぐ)
副会長     宮岸 武司(みやぎし たけし)
副会長     杉野 哲也(すぎの てつや)
専務理事    橋本 政人(はしもと まさと)

 

その他関連情報

情報配信サービス

〒920-0024 金沢市西念3丁目4番1号 金沢駅西合同庁舎5階・6階

Copyright(c)2000-2011 Ishikawa Labor Bureau.All rights reserved.