令和6年度第1回政労使合同安全パトロールの実施

 令和6年6月18日(火)に、石川労働局長(八木健一)は、連合石川会長(福田佳央)、石川県経営者協会長(高松喜与志)らとともに、国土交通省金沢河川国道事務所発注で株式会社安藤・間 北陸支店が施工する「令和6年能登半島地震 能越自動車道路啓開工事その7」の現場において、安全パトロールを実施しました。
 本パトロールは、政労使が一体となり、令和6年能登半島地震発災後の被害箇所の早期復旧が図られるよう、震災復旧関連工事の安全管理意識の高揚と熱中症の防止を呼び掛け、県内の労働災害の発生を抑止することを目的に行っているものです。

石川県羽咋郡志賀町徳田地内の集合場所で石川労働局長が挨拶する様子

工事概要は徳田大津ICを起点に輪島方面に向かう6.0Kp付近までの道路啓開、復旧を図るというものです。工事期間は令和6年1月24日~令和6年12月20日となっていますが、現場では、発注者等の要望に応えるため7月末での工事完了を目指し、工事を進めていました。



石川県七尾市中島町豊田地内の工事箇所で現場の担当者から説明を受ける模様



作業者が法面や崩落箇所の安全確認やコンクリート吹付用機器の掃除・点検などを行う様子

崩落箇所から十分な安全距離を確保して、バリケードなどにより立入禁止区域が設定されていました。


石川労働局長らが道路崩落箇所における工事の安全対策を確認する様子

現場の担当者から、崩落箇所や法面等墜落の危険のある高所作業を行う際は、作業者に要求性能墜落制止用器具を有効な状態で使用させていることなどについて、説明がありました。



連合石川会長からは「熱中症に気を付けて、労働者の安全を確保しながら作業を進めていただきたい」との講評をいただきました。


経営者協会会長及び副会長からは、
「地震被害の甚大さを痛感した。大変な現場で迅速に作業を進めておられることに感謝申し上げたい。引き続き安全を確保しての復旧作業をお願いしたい。
経営者協会としても引き続き能登地方の復興に協力していきたい。」
との講評をいただきました。

石川県経営者協会長が講評する様子


石川県経営者協会副会長が講評する様子



石川労働局長が講評する様子

石川労働局長は、「工事の安全対策を確実に行っていただいており、整理整頓も行き届いている。WBGT値の活用を含めた熱中症対策等もしっかり対応いただいている。」と講評し、
「今後の工事に関して、建設機械災害及び墜落・転落災害の防止の徹底、梅雨明け後の熱中症対策の徹底を引き続きお願いしたい。」と要望しました。

現場の担当者からは、「震災からの早期復興に向けて、引き続き、安全に復旧工事を進めていきます。」とのコメントをいただきました。


パトロール後、石川労働局長が報道機関の取材に応じる様子

 石川労働局長から、公費解体が本格化していく状況もあるので、復旧工事現場について、安全衛生管理を適切に行っていただくよう呼び掛けていくとのコメントがありました。


 

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