熱中症対策について

 

 
 石川労働局では、職場における熱中症による死亡ゼロを目指して、「STOP!熱中症 いしかわ クールワークキャンペーン 2024」を実施します。 
 本キャンペーンでは、特に下記の実施事項に重点を置き、あらゆる機会を捉え、熱中症を予防するための適切な対策を講ずるよう周知徹底を図ってまいります。 


1 「STOP!熱中症 いしかわクールワークキャンペーン 2024」概要

(1)キャンペーン実施期間 
   令和6年5月1日から9月30日まで 
  ◎令和6年7月1日から8月31日までを「重点取組期間」として取り組みます。※1 
(2)実施事項 
  ① 石川労働局の実施事項 
  ・ 各種団体等への協力要請や労働局、労働基準監督署が実施するパトロール等の機会を捉えた事業場への周知・指導 
  ・ 熱中症予防に係る有益な情報等を集めた職場における熱中症予防サイトの紹介 
  ・ 令和6年能登半島地震の復旧・復興に向けた各種工事・作業での熱中症予防対策の周知 
  ② 事業場における実施事項 
  ・ 暑さ指数(WBGT値※2)の把握・低減 
  ・ 作業環境管理・作業管理(休憩場所の整備、熱への順化、水分・塩分の摂取等) 
  ・ 健康管理(健康診断結果に基づく対応、日常の健康管理等) 
  ・ 労働衛生教育(異常時の措置(救急隊の要請を含む)、労働者及び管理者への教育等) 
 
 ☆ 重点取組期間 
  ・ 巡視の頻度を増加させて、水分及び塩分の積極的な摂取の確認等を徹底 
  ・ 体調不良の者に異常を認めたときは、躊躇することなく救急隊を要請 

 2 令和5年の石川県内の職場における熱中症による死傷災害の発生状況

 令和5年に石川県内では、174人の労働者の方が職場での熱中症により医療機関を受診しており、過去10年間で最多となりました。そのうち、10人が4日間以上仕事を休み、1人が死亡しました。
 特に7月下旬~9月上旬は、最高気温※4が34℃を超え、暑さ指数(WBGT値)※5は「危険」レベル(31℃以上)となる日が多くあり、熱中症も多く発生しました。
業種別では建設業が一番多く発生し62人(全体の36%)を占め、次に製造業で33人(全体の19%)を占めています。なお、屋外作業に限らず屋内作業でも多く発症しています。



※1 石川県内の職場で発生した熱中症の8割以上が7月から8月にかけて発生したことから、7月・8月を重点期間として取り組みます 
※2 WBGT値(Wet-Bulb Globe Temperature)とは、気温に加え、湿度、風速、輻射(放射)熱を考慮した暑熱環境によるストレスの評価を行う暑さの指数 
※3 医療機関を受診し、業務上の労働災害として労災補償保険から給付を受けた者 
※4 最高気温は金沢地方気象台による観測値
※5 WBGT値は金沢市での環境省「熱中症予防サイト」の実況推定値(確定値)
※6 暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。

 

   

【関連資料等】
 ・資料1 「STOP!熱中症 いしかわクールワークキャンペーン2024」リーフレット(石川県内における熱中症の発生状況を含む)
 ・資料2 「令和5年職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(全国での速報値)
 ・資料3 職場における熱中症予防情報(厚生労働省ポータルサイト)
 ・資料4 働く人の今すぐ使える熱中症ガイド(中小企業の事業主、安全・衛生管理担当者、現場作業者向け)
 ・資料5 熱中症予防のために(一般の方向け)
      日本語版 英語版 中国語版(繁体字) 中国語版(簡体字) 韓国語版 イタリア語版 インドネシア語版 スペイン語版
      タイ語版 タガログ語版 ドイツ語版 ネパール語版 フランス語版 ベトナム語版 ポルトガル語版

 ・資料6 職場における熱中症予防について(YouTube動画)

【関連情報等】
  〇環境省 熱中症予防情報サイト
  〇気象庁 異常天候早期警戒情報

  〇消防庁 熱中症関係情報(熱中症による救急搬送など)

その他関連情報

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