執拗な非難 ~部下にうまく助言・指導していますか?
【事例3】
上司Cは、ある部下の作った資料に誤字があることを見つけたが、その部下は過去にも誤字等のミスをしたことがあったため、「なぜこのようなミスをしたのか。反省文を書くように」と言った。そこで、その部下がミスをした理由や今後十分に注意すること等を記載した反省文を作って提出したところ、Cは、「内容が物足りない。もっと丁寧な反省文を書いて署名・押印しろ」などと言って三日間にわたって何度も書き直しを命じ、指示通りの反省文を提出させた。
【事例4】
上司Dは些細なミスに対して執拗に非難する。この前も、班内会議で使う資料にページがついていなかったことについて、資料を作成した部下に対し、「お前は小学生か」、「仕事のやり方が本当に下手だ」などと皆の前で起立させたまま、大声で長時間叱責し続けた。
「パワー・ハラスメント」を起こさないためのポイント
部下は上司に対して、正面きって反論しづらい立場にあることを理解し、必要な範囲で、具体的かつ的確に指導することに心がけることが必要です。部下の立場も考え、できる限り人前で叱らないようにするなどの配慮も必要です。
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