治療と仕事の両立支援に取り組んでいる企業を訪問しました。~株式会社大丸工務店~

 令和4年10月5日、福島労働局の労働基準部長が、治療と仕事の両立支援に取り組んでいる株式会社大丸工務店(福島市野田町)を訪問し、両立支援の取組状況についてお話を伺いました。
 当企業では、企業理念に「堅実」「健康」を掲げ、従業員全員に人間ドックを受診させるなど、従業員の健康管理に力を入れています。
 数年前から健康経営の取組を本格的に始め、令和2年には「ふくしま健康経営優良事業所表彰」、令和3年及び令和4年には「健康経営優良法人(令和4年はブライト500)」の認定を受けました。
 健康経営の取組の一環として、人事労務担当者が両立支援コーディネーター基礎研修を受講し、両立支援の相談窓口になっています。また、福島産業保健総合支援センターの支援を受けながら、在宅勤務、時効で消滅する年次有給休暇の積立制度、就業上の配慮などを記載した「治療と仕事の両立支援規定」を令和4年1月に整備しました。両立支援を進めるためには、両立支援を受ける従業員以外の理解と協力が必要ですが、当企業の従業員は非常に協力的であり、理解を得られているとのことです。
 当企業は従業員50人未満の小規模事業所ですが、昨年度、複数名の新卒者を採用することができ、また、ベテラン技術者等の退職者がいないのは、社員の健康を大切にするという健康経営及び両立支援を進めてきた効果でもあると考えているとのことです。
 以上のような当企業の取組が評価され、当企業は、令和4年12月に東京国際フォーラムで開催される「令和4年度治療と仕事の両立支援シンポジウム」において、両立支援の取組事例を発表し、また、パネラーとしてパネルディスカッションに参加する予定となっています。


株式会社大丸工務店の社屋


面談の様子。左から、福島労働局の田沼労働基準部長、株式会社大丸工務店の大和田常務取締役、畠総務部長


事務室に掲示されている企業理念



 

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